岩手のニュース

陸前高田拠点 ボランティアセンター閉鎖 初期役割にめど

センター最後の活動の準備をするボランティア

 東日本大震災の復旧支援の窓口だった岩手県陸前高田市災害ボランティアセンター(VC)が23日、閉鎖された。岩手県の沿岸被災地で唯一運営を続けていたが、がれき撤去など初期段階の復旧のニーズが減り、センターを運営する市社会福祉協議会は一定の役割を終えたと判断した。
 同市横田町のVC敷地内で閉所式があった。市社協の斉藤篤志副会長は「多くのボランティアの手で長期間、被災者に寄り添った支援を頂いた」と感謝。戸羽太市長も100人以上のボランティアを前に「ここは絆が凝縮された場所。無くなるのは複雑」と語り掛けた。
 千葉県から友人とボランティアで来た短大1年の日暮美弥さん(19)は「冬休みを利用し、初めて参加した。最後の日に来られて良かった。被災地のことを家族や友人に伝えたい」と話した。
 VCはこれまで、全国から約13万人のボランティアを受け入れた。


2012年12月24日月曜日


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