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殺人警部補取材に“ベラベラ”「恨みある人多すぎて分からない」

 富山市で2010年、会社役員の福田三郎さん=当時(79)=夫妻が殺害された事件で、逮捕された富山県警警部補加野猛容疑者(54)=富山市森1丁目=が事件後、被害者の知人として共同通信の取材に応じ「(被害者に)恨みがある人は多すぎて分からない」などと話していたことが23日分かった。

 県警などによると、加野容疑者は被害者と30年以上の付き合いがあり、福田さん夫妻が04年に転居するまで同じ富山市森に住み、互いに家を訪ねるほど親しかった。事件に対する自分の見方も披露。福田さん夫妻が貸金業を営んでいたことにも触れ「1カ月で(犯人に)目星がつかなかったらお蔵入りするのではないか」「かなり難しい事件になる」と話していた。

 また、加野容疑者は犯行に使ったひもや灯油をあらかじめ用意し、福田さん宅に持ち込んでいたことが捜査関係者への取材で判明。加野容疑者は部屋に火を付けた理由について「証拠隠滅を図りたかった」と供述。県警によると、複数の消費者金融から恒常的に200万円前後の借金をし、ほとんどを遊興費に費やしていた。県警は加野容疑者が当初から殺害目的で福田さん宅を訪れた計画的な犯行の疑いが強いとみて福田さん夫妻との間に金の貸し借りがなかったかなどを調べている。

[ 2012年12月24日 06:00 ]

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