できごと【関西の論議】尼崎の“悲劇”…主犯格自殺の連続変死事件で「風評被害」の訴え+(1/4ページ)(2012.12.23 18:00

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できごと

【関西の論議】
尼崎の“悲劇”…主犯格自殺の連続変死事件で「風評被害」の訴え

2012.12.23 18:00 (1/4ページ)westピックアップ
再開発が進むJR尼崎駅前。商業施設やマンションなどが整備され、交通の便の良い快適なまちに

再開発が進むJR尼崎駅前。商業施設やマンションなどが整備され、交通の便の良い快適なまちに

 ドラム缶や民家の床下などから6人の遺体が相次いで見つかり、まれにみる凶悪事件に発展している兵庫県尼崎市の連続変死事件が、思わぬ形で「尼崎市」に風評被害を及ぼしている。今年10月以降、各メディアで連日、「兵庫県尼崎市の…」と報じられ、いつの間にか「尼崎事件」と呼ばれ始めたからだ。主犯格とされ、事件の重要人物だった角田美代子容疑者(64)=自殺=の顔写真をめぐっては、大半のメディアが尼崎市在住の別の女性と取り違えてもいた。尼崎市役所には市民から「尼崎の印象が悪くなる」との声が相次いで寄せられる事態で、市当局も困惑を隠しきれない。

ダウンタウンどう思う…「住んでなくてよかった」

 「私は兵庫県尼崎市で育ち、地元に愛着を持っている。しかし、どうも世間の『尼崎』に対するイメージがよくない」。12月7日付の産経新聞朝刊「談話室」に掲載された尼崎市の無職男性の投書だ。

 投書は「連日のように『兵庫県尼崎市の…』と報じられ、いつの間にか『尼崎事件』とまで名付けられた。(中略)妻は隣の市に住む友人に『尼崎に住んでなくて、よかったわ』といわれたそうだ。嫌な思いをしている住民も多いことだろう」と続き、尼崎のイメージダウンを嘆く。

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尼崎連続変死事件の風評被害に悩む尼崎市役所
環境美化に力を入れている尼崎市。市の玄関口・阪神尼崎駅前の公園はチューリップで彩られる

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