民主党内の対米自立派全滅に成功した野田総理が新宿で祝杯を挙げる:こんな人物を船橋市民はほんとうに支持しているのか
新ベンチャー革命2012年12月23日 No.697
タイトル:民主党内の対米自立派全滅に成功した野田総理が新宿で祝杯を挙げる:こんな人物を船橋市民はほんとうに支持しているのか
1.野田民主党:世紀の大敗を喫して万歳三唱とはいったいどういうことか
2012年12月20日の一部のマスコミ報道によれば、12.16総選挙の終わった後の19日夜、野田総理周辺の民主党関係者一行が新宿の料理屋で宴会を開いたそうです。その目撃証言では、野田総理は上機嫌で最後に万歳三唱したようです(注1)。
そう言えば、総選挙の翌日、選挙結果が出そろった直後、まるで予定していたかのように野田総理は淡々と辞任を発表しています。民主党は前代未聞の大敗を喫したにもかかわらず、野田総理の表情は決して沈鬱ではなく、仕事をやり遂げた人間のみせるさっぱりした表情と筆者は感じました。そして、上記の大宴会で万歳三唱です、これはいったいどういうことでしょうか?
2.野田総理は民主党を守る意志も、発展させる意欲もゼロだった
2011年9月、野田氏は晴れて総理になっていますが、同氏の最大の特徴、それは、民主党を守る気概、民主党を発展成長させる意欲がゼロであった点です。
筆者の記憶では、おのれの所属政党に対しこれほど愛着心のない政治家は野田氏をおいて他には浮かびません。
われら日本国民の多くは、さまざまな組織に所属して、そこから生活費をいただいて日々、生きています。野田総理とて例外ではありません。彼は民主党に所属し、そこで生活費を得ており、しかも、民主党の代表なのです。だから彼は民主党議員全員の生活を守る義務を負っています。
ところで一般論として述べると、日本のほとんどの組織において、その責任者あるいは代表は、その組織を守ろうとし、発展させようとします。
このような現象は人間世界に限らず、集団生活する動物にも当てはまります。サルのように群れを成す動物集団のボスは他の集団からの攻撃や外敵からの攻撃に対し、果敢に組織防衛行動を取ります、これは動物の本能でもあります。
しかるに、野田総理は民主党のボスとして、組織防衛本能が欠落しており、ある意味、動物以下に見えます。
この事実は、本ブログ(注2)で指摘した通り、野田氏は民主党を分裂させるために送り込まれたトロイアの木馬(組織を内部崩壊させる潜入者)の一人だったことを雄弁に物語っています。
3.野田氏は前原氏を総理にしないための代替として選ばれた民主党代表
さて、野田氏は2011年9月、菅元総理の後を継いで、民主党代表となり自動的に日本国総理となりました。
菅氏代表選出の際、民主党の代表選の流儀に沿って、全国の党員・サポーターを巻き込んだ代表選が全国規模で展開されています。ちなみに、本ブログでは、この選挙は小沢氏を代表にしないために不正があったのではないかという疑惑をもっています(注3)。
そして、菅総理が引き摺り下ろされた後の2011年の代表選はなぜか、民主党議員のみの選挙で野田氏が選ばれています。本ブログでは当時、野田氏は決して、本命の菅後継者ではないとみていました。なぜ、無名の野田氏が代表に選ばれたのか、それは、当時の民主党内の最大勢力であった小沢派が、米国戦争屋の言いなりの危険人物・前原氏の総理シナリオを断固、阻止すべく動いたためとみています。そして結果的にタナボタ式に野田氏が代表に選ばれたと思われます(注4)。
4.野田氏のミッションは民主党から小沢・鳩山コンビなど対米自立派を排除することにあった
野田氏が総理になった後、彼が取った行動は、同氏の政権交代前の有名なシロアリ演説(シロアリ官僚と対峙するという名演説)と真逆に、シロアリ官僚を含む悪徳ペンタゴン勢力(米戦争屋ジャパンハンドラー含む)の言いなりになることだったのです。
その結果、野田氏は民主党代表として組織を守ることより、アンチ悪徳ペンタゴンの対米自立派党員を排除することを最優先しました。その結果、対米自立派主導の鳩山政権が目指した民主党マニフェストのうち、悪徳ペンタゴン日本人勢力および米戦争屋ジャパンハンドラーに不都合な政策をことごとく捨て去ったのです。彼の捨て去った政策の多くは国民本位のものでしたから、国民の民主党への信頼が地に落ちたのです。
もっともたちの悪いのは悪徳ペンタゴン・マスコミで、国民の怒りの矛先を野田民主党に向けさせたことです。そして大多数の国民の怒りの矛先は野田民主党に向かいました。しかしながら、国民の真の敵は野田民主党ではなく、その背後に控える悪徳ペンタゴンなのです。われら国民はそのことに気付きましょう。
5.大敗した野田民主党が祝杯を挙げた理由とは
上記に述べたように、野田総理のミッションは、対米自立派の一掃と民主党の分裂にあったわけです。
そして、12.16総選挙にて、野田総理は見事(?)、上記のミッションを成就したわけです。
だから、彼らは新宿の料理屋で祝杯を挙げたのでしょう。
そのような野田氏を同氏の選挙区の千葉4区(船橋市)の選挙民は圧倒的人気でトップ当選させたことになります。
ちなみに、12.16総選挙にて投票した船橋市民28万人(投票率約60%)のうち、野田氏に投票した人が16.3万人、民主党に投票した人が7.8万人です。民主代表・野田氏に投票して、民主党以外の党に投票した人が8.5万人もいます。
もし、千葉4区で不正がなければ、船橋市民の投票行動はまったく理解に苦しむものです。船橋市は筆者の住む八千代市の隣ですが、すぐそばに住む人の投票行動がこれほど異様とはとても信じられません。
注1:産スポ“なぜか万歳三唱・・・野田総理が秘書官ねぎらい”2012年12月20日
注2:本ブログNo.695『12.16総選挙にて敗北した小沢氏:おのれを裏切れなかった政治家として歴史に残ることを祈りたい』2012年12月20日
注3:本ブログNo.195『党員・サポーター投票という大ザル選挙で決まった菅総理続投』2010年9月17日
注4:本ブログNo.433『民主党の暗黙の了解:ポスト菅総理に前原氏を選出しない』2011年8月31日
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