遺伝医療をすすめる際に最低限必要な遺伝医学の基礎知識
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近年の遺伝子に関する研究にはめざましいものがあり,さまざまな知識が蓄積され,また新しい技術が開発されてきている.医療の場においても,多くの疾患の病因が遺伝子レベルで解明されてきており,これらの成果は徐々に臨床の場面で用いられるようになってきている.すでに遺伝子診断および遺伝子治療という新しい医療も実施されつつある. |
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病気の原因には大きくわけて環境要因と遺伝要因とがある.近年の遺伝医学の進歩は多くの疾患において遺伝要因が関与していることを明らかにしている.たとえば感染症は一般にはウィルスや細菌などが原因すなわち環境要因によるものと考えられがちであるが,同じウィルスに罹患しても重症化し死に至るものから,全く症状のでない不顕性感染で終わるものまである.これはそれぞれの免疫力という体質すなわち遺伝要因が関与しているのである.現在多くの日本人が加齢とともに発症している虚血性心疾患,本態性高血圧,糖尿病,骨粗鬆症,神経変性疾患,老年期痴呆などは成人病あるいは生活習慣病と呼ばれているが,それまでの生活習慣だけではなく,遺伝要因も深く関与することが明らかにされており,多因子遺伝疾患に位置づけられている. |
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遺伝子とは遺伝情報の単位であり,遺伝形質を規定している.遺伝子には次の3種類がある.a)mRNA に転写(transcription)される構造遺伝子.この mRNA は次にポリペプチドに翻訳(translation)される .b)rRNA, tRNA に転写される構造遺伝子.c)転写されることはないが,DNA複製や転写に関与する調節遺伝子. |
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遺伝疾患は a.単一遺伝子疾患(メンデル遺伝病) b.染色体異常 c.多因子遺伝病 d.ミトコンドリア遺伝病 e.体細胞遺伝病 の5種類に分類するのが,一般的である. |
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a.単一遺伝子疾患 (single gene disorders) |
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メンデル遺伝病は単一遺伝子疾患とも言い,例の「メンデルの法則」で有名な学者の名前を採ったものである.人の体は約2万数千個の遺伝子で作られているが,その内の1つの遺伝子の異常により,発症すると考えられている.遺伝様式によりメンデル遺伝病は主に常染色体優性,常染色体劣性,そしてX連鎖性の三つに分けられている. 人は両親から一個ずつ遺伝子をもらう.正常な遺伝子を白丸,病気の遺伝子を黒丸とし,健康な人の遺伝子を白丸二個の組み合わせで表すと,黒丸が一個でも病気になるのが優性遺伝病である.これに対して,劣性遺伝病の場合は黒丸一個では病気にはならず保因者になり,黒丸二個で初めて病気になるものを言う.
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1)常染色体優性遺伝病 (autosomal dominant disorders) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この突然変異による発症について考えてみよう.最も頻度の高いのはフォンレックリングハウゼン病で,1/10000,すなわち全く健康なカップル10000組から1人,患者が生まれているのである.これは一人一人の男性の何億個とある精子のうち,だれでも10000個に1個ぐらいフォンレックリングハウゼン病の遺伝子に異常のある精子を持っているということを意味している.遺伝子異常を有する精子が受精するかしないか,が問題なのである.女性にしても数百万個の卵子を持っているので,一人当たり数百個くらいの遺伝子異常を有する卵子を持っているのである. 突然変異は,父親年齢が高くなると出やすい,という統計がある.軟骨無形成症という病気の場合は,平均発症率を1とすると年齢群が上がるにつれて44歳では2倍,47歳以上では3倍になっている.父親の精子というのは,遺伝子をコピーして日々新たに作られているので,何回もコピーしていると間違いが起こりやすくなるのだと考えられている. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2)常染色体劣性遺伝病 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
両親とも保因者で,それぞれ1個は白丸,1個は黒丸を持っている場合,患者が生まれることがある.どちらから白あるいは黒が伝わるかで,4通りの組み合わせが出来る.白と白なら正常,白と黒は健康で保因者,黒と黒なら病気の子となる.すなわち,保因者同士のカップルからは,4人に1人の割合で病気の子供が生まれる. 劣性遺伝病は1万人から10万人に一人の割合で起こるものが多い.平均して発生頻度が4万人に1人の病気の場合,患者すなわち黒丸二個の人は4万人に1人の割合で生まれるが,保因者すなわち黒丸1個の人がどれくらいいるかというと,答えは100人に1人である.4万人に1人と大変稀な病気であっても,保因者の頻度は二桁も高くなるのである.
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すなわち親子の関係と兄弟の関係というのは,遺伝的には同じなのである.遺産相続などのため,法律的には親子は一親等,兄弟は二親等という区分けをしているが,医学的には一度近親,二度近親という言い方をする.一度近親は遺伝子の1/2を共有している親子,兄弟姉妹,二度近親は遺伝子の1/4を共有している祖父母,孫,おじ,おば,甥,姪との関係,三度近親は遺伝子の1/8を共有しているもので,いとこがそれにあたる. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
遺伝カウンセリングでは「いとこ結婚しようと思うんですが,危険でしょうか」と相談されることがある.しかし,ものの見方によって判断基準は分かれるので,一概にいい,悪いと答えることはできない.国の公衆衛生的な考えに立てば,いとこ結婚が増えれば患者も必ず増えるのでいとこ結婚は極力避けたいわけであるが,愛し合った当事者にとつて1/3200という確率はどういう重みがあるであろうか.3200人も子供を生むわけではなく,残る3199人は正常な子供が生まれるわけなので,当事者にとってはそれほど大きな問題でないとも考えられる.しかし公衆衛生面からは近親婚は好ましくないので,ここにギャップがあることは確かである.遺伝カウンセリングに来る人は,すでに生むか生まないかあるいは結婚するかしないか決めている人が多く,カウンセリングを受けてから決めようという人は少ないようである.遺伝カウンセリングでは,とにかく正しい情報をお知らせし,どのようにするかは本人にすべて任せるようにするのが原則である. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3) X連鎖遺伝病 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
X連鎖優性遺伝病には変異遺伝子のヘミ接合体が生存できるものと,それが致死的であるものとがある. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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前者の代表的疾患はビタミンD抵抗性くる病であり,ヘテロ接合体の女性とヘミ接合体の男性が発病し,その性比は男1に対し女2の割合となる.一般に男性患者の方が重症となる.また分離比は患者の性別によって異なり,女性患者の子では性別に関係なく50%が発病するが,男性患者の子供の場合,女児はすべて発病し,男児はすべて発病しない.
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3-2) X連鎖劣性遺伝病 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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血友病,ドゥシャンヌ型筋ジストロフィーなど約600種類の病気が知られている. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
母が保因者で父が正常の場合,母のX染色体は2本あるので,子供には白丸,黒丸のいずれかが伝わる.父からはX染色体をもらったとすると,母から白丸が伝われば健康な女性,黒丸が伝われば保因者の女性となる.父からY染色体をもらったとすると,母から白丸が伝われば健康な男性,黒丸が伝われば病気の男性になる.すなわち,生まれてくる男の子の半分が病気になる.
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b.染色体異常 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
染色体は遺伝子・DNAの担体で,ヒトの体細胞には46本の染色体がある.通常22対の常染色体と2個の性染色体とからなっている.ある染色体の全てあるいは一部分が多くなったり(トリソミー,テトラソミー),少なくなったり(モノソミー)することにより発症するのが染色体異常である.
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1) 数的異常 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
染色体の数的異常にはさらに異数性と倍数性がある.異数性とは正常ヒト体細胞の染色体数 (2n=46)よりも1本ないし数本の染色体の増減がある異常である.染色体が1本減じている異常をモノソミーという.この場合,減じた染色体においては2本あるべき相同染色体の片方がない.1本の過剰染色体を有する異常をトリソミーという.この場合,該当する染色体においては2本の相同染色体にもう1本加わり,計3本の相同染色体が存在する.また4本の相同染色体を有するものをテトラソミーという.これらの異常は細胞分裂(多くは成熟分裂)のときに,染色体不分離,染色体核外喪失あるいは分裂終期脱落の機構で生ずる.体細胞すべてが異数性を示す個体で出生まで生存可能な常染色体の異常は,13トリソミー,18トリソミー,21トリソミー(ダウン症候群)の3種のみである. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
倍数性とは半数染色体数セット(haploid, n=23) の整数倍の染色体数の細胞を有するものをいう.ヒトでは3倍体(3n=69)と4倍体 (4n=92)の存在が知られているが,いずれも流産胎児,死産児あるいは早期新生児死亡で認められるのみである. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<動画集> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
正常な減数分裂 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
染色体不分離 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Hironao NUMABE,M.D.作 Tokyo Medical University/Department of Paediatrics/Genetics Study Groupホームページ から許可を得て転用 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2) 構造異常 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
染色体に切断が起こり,切断端が再結合するときに生ずる異常で,以下のようなものがある.
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2.Robertson型転座:相互転座の特殊型として,2本の端部着糸型染色体(D群およびG群染色体)の動原体付近で切断が起き長腕同志が再結合し,短腕同志の転座染色体を失う.
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逆位の場合も遺伝子量に変化はないので,表現型は正常であるものがほとんどであるが,相互転座の場合と同様に第1成熟分裂時,逆位部分は相同染色体の正常部分とループを形成して接合するので,このループ内で,交叉が起これば不均衡型染色体構成の配偶子が生じる. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3) モザイク | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
モザイクとは,染色体構成の異なる2種以上の細胞群が同一個体に混在する異常である.これらの細胞群は受精卵の分割分裂の初期に染色体不分離,染色体核外喪失あるいは分裂終期脱落などによって生ずる.Turner症候群の多くは正常細胞とのモザイクであることが知られている.そのほか,生命予後が良好な疾患としてはモザイク型ダウン症候群(47,XY,+21/ 46,XY)や,8トリソミーモザイク(47,XX,+8/ 46,XX)などがある. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4) 隣接遺伝子症候群 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
隣接遺伝子症候群は微細欠失・重複症候群とも呼ばれ,染色体上に隣接して存在するお互いに無関係な複数の遺伝子が同時に染色体の微細欠失あるいは重複などにより障害されて発症したと考えられるもので,染色体異常と単一遺伝子疾患の中間型とも言うべきものである. 今まで原因不明であるとされてきた多くの奇形症候群がこの概念で説明できるようになってきた. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5) 染色体異常の頻度 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
染色体異常の頻度は受精時,胎生期,新生児期,一般成人集団中でそれぞれ異なる.新生児期におけるマススクリーニングにより得られた染色体異常頻度を表1に示す.新生児ではすべての染色体異常を含めると頻度は 0.54%であるが,周産期死亡児では約6%,自然流産児では約50%に染色体異常が認められる.これは染色体異常胎児の多くは妊娠早期に淘汰されていることを示している.さらに受精の時点では受精卵の約50%は何らかの染色体異常を有しており,その多くは妊娠に気付かれる前に失われると考えられている. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6) 性染色質とX染色体不活化現象
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女性の性染色体はX染色体が2本であるのに対し,男性ではX染色体1本とXよりもずっと小型のY染色体1本よりなる.女性の方が男性よりも多くの遺伝子を有することになるが,ヒトでは次のような機構で,男女間の遺伝子量の差を補正している.
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c. 多因子遺伝病 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
多因子遺伝病は複数の遺伝子と環境要因の相互作用により発症すると考えられている. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
口唇口蓋裂,先天性心疾患,無脳症,二分脊椎,幽門狭窄症,ヒルシュスプリング病,多指症など.
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血圧に関係した遺伝子は11種類22個あり,片親から11個ずつの遺伝子を受け継ぐと考えてみよう.血圧の高い人と低い人がいて,血圧を高くする遺伝子を黒丸,低くする遺伝子を白丸とする.血圧の高い人は黒丸が多く,低い人は白丸が多いと仮定すると,全部黒丸の人と全部白丸の人が結婚すれば,子供は白と黒を半分ずつもらうことになり,血圧は丁度平均くらいになる.では,半分ずつ持っている人同士が結婚するとどうなるか.中には両方から黒だけをもらう人もいるが,それは少ない.黒5個に白17個というようにバラつきが出てきて,一番多いのはやはり11個ずつもらう場合である.したがって,正規分布となる.このバラつきによって,黒の方が多いと血圧は高くなり,白を多くもらうと低くなるが,複数の遺伝子が関係してくると,それだけ複雑になる.
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d.ミトコンドリア遺伝病 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
メンデル遺伝形式を示さず,細胞核の外の遺伝情報の伝達によって発症する疾患を細胞質遺伝病という.ミトコンドリア遺伝病がその代表である.
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Hironao NUMABE,M.D.作
ミトコンドリア脳筋症やLeber視神経萎縮など | 具体例については,「カウンセリングの具体例- ミトコンドリア異常による糖尿病 」を参照.
| 参考文献
| 福嶋義光,上野一郎:臨床検査における遺伝子診断の現状と今後の展望.日本臨床1999年増刊 | 涌井敬子,福嶋義光:染色体検査の適応となる病態・疾患および試料の採取法.日本臨床1999年増刊 福嶋義光:遺伝子診療としての家族性腫瘍への取り組み.現代医療31:143-147, 1999 福嶋義光:遺伝子診療システムの構築に向けて.臨床医25 (6): 1254-1257, 1999 福嶋義光,玉井真理子:遺伝医療における患者支援.臨床医25 (6): 1247-1249, 1999 福嶋義光:遺伝子診療の現状と将来.Mebio 16 (6): 98-102 , 1999 福嶋義光:遺伝カウンセリングの基礎と応用.小児科診療62 (7) :971-976, 1999 福嶋義光,玉井真理子:遺伝医療におけるサポートグループとの連携.小児科診療62 (7) :994-997, 1999 福嶋義光:遺伝子解析の進歩と遺伝子診療.綜合臨床48:29-36,1999 福嶋義光:遺伝子診断.生活教育43(4):48-49, 1999 福嶋義光:細胞遺伝学.医科遺伝学 改訂第2版,南江堂 pp.56-78, 1999 福嶋義光:染色体異常症.医科遺伝学 改訂第2版,南江堂 pp.345-354, 1999 福嶋義光,涌井敬子:染色体検査(第13章).「臨床検査法提要」(金井正光 編).金原出版pp.1213-1277,1998 福嶋義光:遺伝子診断と疾患予知−信州大学病院遺伝子診療部の試み−.Pharma Medica 16:39-43, 1998 福嶋義光:染色体検査.病理と臨床16:993-998, 1998 福嶋義光:遺伝子診療について.BIO Clinica 13(1):83-87, 1998 福嶋義光:家族性腫瘍 専門外来−信州大学病院の取り組み.Molecular Medicine 別冊 「家族性腫瘍 新しい研究動向と診療指針」pp.122-127, 1998 福嶋義光:遺伝医学の基礎知識と最近の進歩.発達障害医学の進歩10:1-17, 1998 福嶋義光:遺伝子診断(先端医療最前線8).月刊ナーシング18:104-107, 1998 福嶋義光:遺伝子診断を考える.ナーシングトウデイ13:68-71, 1998 福嶋義光:遺伝カウンセリングの実際.東京小児科医会報 17:43-46, 1998 福嶋義光:信州大学・遺伝子診療部.遺伝子医学 1:297-299, 1997 福嶋義光:染色体異常.今日の診断指針第4版,医学書院 pp.1732-1735, 1997 福嶋義光:先天異常と遺伝医学:総論.小児科学,医学書院 pp.194-200, 1997 福嶋義光:精神遅滞と分子細胞遺伝学的研究.精神医学レビュー No.23 精神遅滞の精神医学.pp.16-24, 1997 福嶋義光、涌井敬子:染色体診断法の実際.臨床染色体診断法(古庄敏行監修).金原出版,pp.207-231, 1996 福嶋義光:序論:染色体異常症候群について.臨床染色体診断法(古庄敏行監修).金原出版,pp.280-281, 1996 福嶋義光:脳形成異常の分子細胞遺伝学.BRAIN and NERVE 48:787-794,1996 福嶋義光:遺伝.発達障害指導事典.学習研究社,東京,(小出進編集代表),pp.36-39, 1996 福嶋義光:染色体異常.発達障害指導事典.学習研究社,東京,(小出進編集代表),pp.411-414, 1996 福嶋義光:顔貌[特集:こどもの特性]. 小児科37:651-654, 1996 福嶋義光:ヒトゲノム解析と分子細胞遺伝学の進歩 -遺伝子・DNA・染色体の基礎-.シンポジウム「耳疾患と分子遺伝学」特集.6:102-104,1996 福嶋義光:出生前DNA診断.医学検査,45:687-692,1996 福嶋義光:遺伝医学総論「遺伝子異常と耳疾患」.図説耳鼻咽喉科 New Approach No.2,メジカルビュー社,東京,(神崎仁,喜多村健編集)pp.2-7,1996 遺伝医療をすすめる際に最低限必要な遺伝医学の基礎知識 に戻る 1.遺伝医学の基礎知識 | 2.遺伝カウンセリング | 3遺伝子検査 | 4.染色体検査 | 5.出生前診断 | 6.日本人類遺伝学会認定医の到達目標
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