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赤青の板をゴム紐で括った木製打楽器=ミハルスは間違い?Wikipediaを鵜呑みするべきかというお話

もやっとした結論にご注意ください。【8/3追記】明確な結論を出した他記事を追加しました。

更新日: 2012年10月05日RSS

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実は、このイラストのミハルスをもとにデフォルトで口が開いた状態となるよう、合わせに確度をつけ、ゴムひもを用いたものをプラス白桜社で作り始めたと聞いています。

ミハルスをもとに、プラス白桜社さんが木片のあわせ部分に角度をつけ「ゴム紐」で結ぶことにより、デフォルトで口があくようにしたのが現在日本の幼稚園等で使われている打楽器です。この名前については混乱があるようで、カスタネットと呼ぶ人と、ミハルスと呼ぶ人がいます(考案者のプラス白桜社さんはカスタネットと呼んでいるようですから、カスタネットが正式じゃないのかと思うんですけど)。

なるほど、ということでプラス白桜社に関して調べてみると、残念ながらプラス白桜社のHPはないようです。

ですので、プラス白桜社が『赤青の板をゴム紐で括った木製打楽器』を作り始めたという情報は今のところ上記ブログ以外にソースがなく不確かなままです。

【追記】プラス白桜社に問い合わせをして確認した記事を⑫に追記しています。

ただ、楽器の販売サイトなどをみると、プラス白桜社が『赤青の板をゴム紐で括った木製打楽器』をカスタネットして販売していることはわかりました。

http://www.tokyomima.gr.jp/company/list/plus.html

プラス白桜社でgoogle検索するとこのページが見つかりますが、こちらは東京楽器製造協会のサイトで、プラス白桜社に関する情報はこのページ以外にありません。

『東京楽器製造協会は全国楽器協会に所属し、
電子電気楽器・打楽器・和楽器・管楽器など
10数種類に及ぶ楽器製造メーカーで構成されています。』

http://store.shimamura.co.jp/shop/g/g2151000341803/

プラス白桜社は『赤青の板をゴム紐で括った木製打楽器』を『カスタネット』して販売しています。

というわけで、私は、『赤青の板をゴム紐で括った木製打楽器』は『カスタネット』と呼んでも『ミハルス』と呼んでもいいけど、『カスタネット』と呼んじゃいけないなんてことはないよ、多分。というもやっとした見解を持ちました。

少なくとも上記ブログのような異論が出ていることと、件のWikipediaの出典がソースとして不確かなこと(今のところ)を踏まえると、一歩引いて扱ったほうがいいネタかもしれません。

【追記】もやっとしない結論を出した記事を⑫に追記しています。

また、Wikipediaも本件が話題になった8月1日以降に何度か編集が加えられ記載内容がかわりつつあります。

Wikipediaはこのように逐次編集がされつつ内容がブラッシュアップされていきます。今回の件で、Twitterはもとより、Wikipediaを1次ソースとして扱うべきなのか、鵜呑みにしていいのか、といった教訓を得た方もいらっしゃるんではないでしょうか。

2012年8月1日 (水) の編集で以下の文面が追加されています。

『初期のミハルスは現在のように赤と青に塗られてはおらず、またゴムひもではなく蝶番で留まっており、外面についた指の差込口に指を入れて開閉するしくみであった。これを元にして現在のような形に改良したのはプラス白桜社の冨澤捷と言われている。』

また、冒頭の記述は以下のように変更されています。

『ミハルスは、赤と青の板をゴムひもで括った木製打楽器。日本では幼稚園、小学校などで教育用に使用される。よくカスタネットと呼称され混同されるが別物である。』

『 ミハルスは、赤と青の木製の板をゴムひもで括った打楽器。スペイン音楽で使用されるカスタネットを簡略化し、幼児にも演奏しやすいように日本で考案・改良された楽器である。教育用カスタネット、また単にカスタネットとも呼称されている。主に日本の幼稚園や小学校などで音楽教育に、またおもちゃとして使用される。』

⑫ 8/3 追記

『赤青の板をゴム紐で括った木製打楽器』を何と呼ぶべきか?確認をした記事を追加しておきます。

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