超高速インターネット衛星「きずな」

2008年2月23日打ち上げ > 運用中
「きずな」によるクリスマスメールの配信イベントについて

これまで「きずな」の実験の一環として、「きずな」のメール配信イベントを実施してまいりましたが、実験としては一定の成果が得られたため、この度イベントの実施を見送らせていただきました。
楽しみにお待ちいただいた方には申し訳ございませんが、以上のような状況をご理解いただき、今後ともJAXAの活動へのご支援をよろしくお願い申し上げます。

プロジェクトトピックス


2011年12月1日 更新

宇宙からメリークリスマス! 「きずな」を使ってメッセージを届けます

超高速インターネット衛星「きずな」への理解を深めていただくことを目的に、「きずな」のネットワークを利用してクリスマスのグリーティングメールを送るイベントを今年も実施します!
12月24日のクリスマス・イブに、高度36,000kmの静止軌道上にある「きずな」を使って宇宙から届けるメッセージ。大切な人へ、あなたの想いを宇宙から送ることが出来ます。
家族や友人、恋人に、日ごろの感謝を込めたメッセージを送ってみてはいかがでしょうか。
  • 登録期間:2011年12月1日(木)〜21日(水)17:00まで
  • メール配信日:2011年12月24日(土)

チームリーダが語る私たちのミッション


WINDSは、全ての人々が「いつでも・どこでも・安心して」高速通信サービスを受けられること、本当の意味での「ユビキタス社会の実現」のための、きわめて実利用に近いプロジェクトであることに大きなやりがいと責任を感じています。
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プロジェクト概要


プリント

衛星を用いた新たなインターネット社会
「いつでも、どこでも、誰でも」必要な情報が得られる社会に

「きずな」(WINDS)は、政府IT戦略本部の「e-Japan重点計画」に基づいて研究開発が行われているもので、現在、JAXAと独立行政法人情報通信研究機構との共同で開発が進められ、世界最高水準の高度情報ネットワークの形成を目指しています。「きずな」は2008年2月23日17時55分、H-IIAロケット14号機によって打ち上げられました。
将来の情報ネットワークの更なる高速・大容量化を想定し、一般家庭でも超小型アンテナ(CS受信アンテナとほぼ同じ直径45センチ程度)を設置することにより、最大155Mbpsの受信及び6Mbpsの送信を、また企業等においては直径5メートル級のアンテナを設置することにより最大1.2Gbpsの超高速双方向通信の達成を目的としています。
さらに、国内インターネット網の超高速化にあわせた国際的なインターネットアクセスの超高速化、特に我が国と身近なアジア・太平洋地域の諸国との超高速通信の実現も目的としています。
「きずな」は、インターネット、教育、医療、災害対策、ITS(高度道路交通システム)などの各分野における衛星利用を推進する宇宙インフラ構想「i-Space」の中で、大容量データ通信分野の技術実証を担う衛星です。


「きずな」には、より快適な通信環境を実現する最先端技術が満載

広域性・同報性・耐災害性といった衛星通信の特徴を活かして、IT社会で必要とされる高速大容量通信を実現するとともに、国内のみならず国際的なインターネットアクセスの超高速化、特にアジア・太平洋地域の超高速通信の実現を目指しているのも特徴です。高速インターネット網が行き届いていない地域の「デジタル・ディバイド解消」、いつでも・どこでも高度な医療を提供できる「遠隔医療」、離れた地点間の学校、研究者の交流を可能にする学術・教育分野での応用など、データ通信のより有効な使い道が現実のものとなっていきます。


主要諸元

国際標識番号 2008-007A
打ち上げ日時 2008(平成20)年2月23日 17:55
打ち上げロケット H-IIAロケット14号機
打ち上げ場所 種子島宇宙センター
形状 縦3m×横2m×高さ(タワー含む)8m 箱型構体
質量 約2,700kg(静止軌道上初期)
軌道 静止衛星軌道(東経143度:暫定)
軌道高度 約36,000km
軌道傾斜角 0度
軌道周期 約24時間
姿勢制御方式 三軸姿勢制御方式