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政治
番記者は見た!敗軍の野田首相 解散宣言で晴れ晴れ
2012.12.23 21:16
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200時間を超える審議では、「トイレに抜けられないから」という理由で、用意された水に口を付けずに答弁に集中したが、記者会見に臨む首相の表情から達成感はうかがえなかった。関連法成立と引き換えに自民、公明両党に「近いうちに国民に信を問う」と約束したことが気にかかっていたのだろう。
首相は公邸から官邸への移動時などに記者団が声をかける「ぶら下がり取材」にほとんど応じず、何を聞かれても「おはようございます」と答えるのが常だったが、その頃から表情の険しさが増していった。
しかし、11月14日、自民党の安倍晋三総裁との党首討論で「今週末の16日に衆院を解散してもいい」と宣言したとき、首相は3カ月間の呪縛から解き放たれたかのような、晴れ晴れとした表情を見せた。
せめて同僚に公邸公開?
10月末以降、首相は公邸に政務三役や1年生議員を招き、酒を酌み交わした。連日、寒さが増していく公邸前で会合が終わるのを待ち続けるのはこたえたが、衆院選で苦戦が予想される同僚議員に、せめて公邸内を見学させようという配慮だったのかもしれない。
「素志貫徹」。パナソニック創始者、松下幸之助氏のこの言葉を、首相の口から何度聞いたことか。一体改革で見せた粘り腰は、同じ民主党政権でも、鳩山由紀夫元首相、菅直人前首相とは異なっていた。55歳とまだ若い野田佳彦という政治家が、「道半ば」の改革を今後どう成し遂げるかに注目していきたい。
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