相変わらず日本はフィギュアスケートがハイレベルで、安藤美姫が引退目前となっても、浅田真央がマイルド路線に変更して円熟期に入ってきても、彼女たちの出現した当時を彷彿とさせる若手選手が次々と出てくる。
その若い子たちを見ていて思うのが、そのスタイルの良さ、とりわけ脚の長さと細さだ。
カルガリーオリンピックで伊藤みどりがぴょんぴょんはねてそれまでのフィギュア女子の概念を大きく変えようとしていた時に、どうしても目についたのが彼女のたくましい脚。
素晴らしい跳躍力を生み出す筋肉で構成された脚なのだからしょうがないよねと思いつつも、ヨーロッパのトップクラスの選手の、筋肉質なのにすらりと伸びた細くて美しい脚と並べてみると、なんかう~ん、だった。
それが、最近の日本人選手には伊藤みどりタイプが見当たらなくなってきた。
みんな浅田真央タイプの細くて長くてしなやかな脚。
衣装やスケートシューズのデザイン力もあるのだろうけれども、それを差し引いて考えてもやはり綺麗な脚の子が多い。
昔は伊藤みどりタイプのフィギュアの選手がたくさんいたのに今は浅田真央タイプばっかり。
どうしてそんなに変わってしまったんだろうか?
日本人の遺伝子は数世代で変わろうはずはなく、基本的な遺伝子配列はほとんど完璧に同じはず。
そう考えると遺伝子ではなくて後天的なものによる影響というのが大きいはず。
でも、体の大きさや細さを変えるには遺伝子発現が大きく変わるような後天的な影響が必要なわけで、それは何か?
シンプルに考えれば食生活の違いなんだろうな。
食べているものの内容が違う、それもおそらく、彼女たちの母親が食べていたものだ。
彼女たちが彼女たちが母親の胎内にいたときにその母親が食べていた食事内容の影響で彼女たちのepigeneticな発達が影響された。
そう考えるのがリーズナブルに思える。