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ノロウイルス集団感染で6人死亡 宮崎
12月23日 13時47分

ノロウイルス集団感染で6人死亡 宮崎

宮崎県などによりますと、宮崎県日南市の医療法人春光会東病院で、今月に入ってノロウイルスの集団感染が発生し、入院患者と職員、合わせて44人が感染性胃腸炎を発症し、このうち入院患者6人が死亡したということです。

宮崎県などによりますと、死亡したのは70代から80代のいずれも男性の入院患者で、おう吐や下痢などの症状が見られ、今月14日から22日にかけて相次いで亡くなったということです。
病院のホームページによりますと宮崎県日南市の春光会東病院は、平成11年に開設され、内科、胃腸科などが専門の病院で、ベット数は64となっています。

流行は“年末にかけ拡大”

ノロウイルスは、感染力が非常に強く、ウイルスが付いた手や食べ物などを介して口から感染し、激しいおう吐や下痢を引き起こします。
健康な大人の場合は、数日で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは脱水症状を起こして重症化したり、吐いた物をのどに詰まらせて窒息し死亡したりするおそれがあります。
特に、ことしはノロウイルスの新しい遺伝子変異が全国で確認されていることから、感染が広がりやすくなっていると指摘され、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎は、この10年で全国的な大流行になった平成18年に次ぐペースで増えています。
国立感染症研究所では、流行は年末にかけてさらに拡大するとみて手洗いをこまめに行うとともに、下痢やおう吐などの症状のある人が出た場合、マスクや手袋をしたうえで、周囲を塩素系の消毒剤で拭き取るよう呼びかけています。

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