'12/12/22
消防に「化学機動隊」 大竹
大竹市消防本部はコンビナート事故などに備えるため28日、化学機動隊(大竹ハズマット)を発足させる。爆発事故などが相次いだことを受けて、専門知識や資材を活用して消防活動を行うチームで、中国地方では初めてとなる。
「ハズマット」は「危険物質」の英語の頭文字を取った略称。通常業務と兼任する6人態勢でスタートする。化学物質の測定や分析作業などに対応する化学防護服を配備。資機材は現在ある有毒ガス検知器や放射線量測定器、除染テントなどを使用し、車両など順次充実させていく。
専門知識、技能を習得するため、広島県消防学校での研修を計画。専従チームがある東京消防庁や神戸市消防局から緊急時の対応方法などの情報を収集する。
市内や岩国市、和木町のコンビナート企業でつくる特別防災区域協議会と連携を強め、住民避難も含めて対応策を検討していく。
コンビナート事故は昨年11月の周南市の東ソー南陽事業所、今年4月の三井化学岩国大竹工場(山口県和木町)と相次いだ。10月末、大竹市内で県主催の石油コンビナート等総合防災訓練を実施。訓練を総括する中で、消防の態勢強化の必要性が指摘され、ハズマット発足となった。
【写真説明】コンビナート災害に備え大竹市消防本部が新たに組織する化学機動隊