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'12/12/21

西能美航路、再々編検討へ




 江田島市は来年度、市西部の各港と広島港(広島市南区)を結ぶ西能美航路の再々編について本格検討を始める。市が船を所有、運航は民間に任せる公設民営方式も視野に入れる。田中達美市長が20日、市議会本会議で表明した。

 市企業局が高速船を運航する中町・高田港(能美町)―広島港、江田島汽船(広島市南区)が市有フェリーを運航する三高港(沖美町)―広島港の2航路。

 田中市長は「旧能美町時代から公営船が果たした役割は理解しているが、経営は非常に厳しい」とした上で、「収支状況を踏まえ総合的、戦略的な視点から再々編の議論を本格化させたい」とした。官民でつくる市公共交通協議会で議論する。

 市は2010年、燃料高騰や利用者減で収支が悪化した同航路の合理化策として再編に着手。中町・高田港―広島港の市営フェリーを休止。11年に廃止し、三高港―広島港にフェリーを集約した。

 市営船の利用者は04年度の約92万人から、11年度は約63万人に減少。市交通船事業会計の11年度末の累積赤字は約4億7100万円で、新市誕生の04年度以降、一般会計から総額約2億3900万円を繰り入れている。来年度も約5千万円繰り入れる見通し。

 今年4月、三高港―広島港を運航していた芸備商船が収支悪化などを理由に撤退、江田島汽船が引き継いだ。市はフェリーを月50万円で同社に貸しており、1年間の収支を議論の材料とする。

【写真説明】江田島市が再々編を本格検討する西能美航路の高速船(中町港)




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