福島県内ニュース

国道6号沿線で「桜プロジェクト」

2012年12月19日 09時14分配信

浜通りを縦断する6号国道沿線を桜並木で彩る「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」が来年1月から始まる。

道路美化活動などを展開している広野町のNPO法人ハッピーロードネットと沿線の市町村、青年会議所などでつくる実行委員会が取り組む。

全国から桜のオーナーを募り、3月までに計1400本を植える。

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興のシンボルにする。

植栽するのは、いわき市−楢葉町間と南相馬市−新地町間で、原発事故による警戒区域は除く。

道路を管理する国土交通省と協議して場所と日程を決め、相馬、原町、浪江、南双葉、いわきの各青年会議所単位で植栽する。

桜のオーナーは実行委員会事務局のハッピーロードネットのホームページなどで今月中に募集を始める。

1口1万円を集めて基金をつくり、植栽後の管理費などに充てる。

幼木は県のサポート事業で購入した。

実行委員会は相双地方の中学・高校生500人に30年後の古里に送るメッセージを依頼している。

パネルにして桜に添え、郷土への思いを末永く伝える。

桜は植栽後、2〜3年ほどで花を咲かせる見込みという。

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