安倍総裁:原発新増設の是非を再検討 認める可能性も
毎日新聞 2012年12月21日 21時22分(最終更新 12月21日 22時31分)
自民党の安倍晋三総裁は21日、山口市で記者会見し、原子力発電所の新増設を原則認めないとしてきた民主党政権の方針に関し「これから全国で新設をどう考えていくかは、民主党政権が決めたことは決めたこととして、もう一度見直していきたい」と再検討する可能性を示した。安倍氏が原発新増設を認める可能性を示したのは初めて。
自民党は衆院選公約で、エネルギー政策について、10年以内に最適な電源構成(ベストミックス)を確立するとしており、原発新増設の是非は明らかにしていない。
安倍氏は会見で「わが党の方針は決まっており、10年間でベストミックスを考えていくという大方針がある。その中で新設についてどう考えるか、これから検討していく」と述べた。【青木純】