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匿名化委員会からのお知らせ

  皆様におかれては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

  さて、このたび、本事業に関して再検討いたしたく、当分の間当WEBページを閉鎖し、事業内容などを再検討してまいりたく存じます。
  皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

                             匿名化委員会

 ニュース


  匿名化委員会に対する批判に対して

 本日、高木氏が、Twitter上にて、当匿名化委員会に対して、厳しくご批判をされていることを認識しましたので、当方の見解を以下のとおり、お伝えしてまいります。なお、同氏からは、口頭、メール等で直接ご意見をいただくことも無く、突如、twitter上などにて批判を開始され、私どもに釈明の場も与えられませんでしたので、この場を借りまして、釈明させていただきます。

 第1 本件取り組みの真意について
 本件匿名化の作業は、死蔵されているビックデータの活用を目指して、先行的に、 踏み出したものです。従いまして、改善点を指摘いただければ、常に改善し、改良 してまいります。
 その意味では、皆様のご批判は、真摯に受け止めます。また、改善点なども真摯に受け止めて参りたいと存じます。

 第2 委員構成及び技術的取り組みについて
 本委員会の構成委員は、法律、社会学、報道の専門家によるものであり、個人情報の処理について、検討をしているものです。
 当委員会は、個人情報保護法に対応した、個人情報の活用の方向性を検討するために民間で自主的に組織された会議体です。いずれの資本からも独立した立場で、どの企業にも属さず、自由に判断できる第三者として、位置づけております。従って、委員の構成も専門家を中心にお集まりいただいたものです。

<取り組みについて>
 実際には、匿名化技術以前に、収集段階で個人情報を取得しない方向での検討を進めており、個人情報を取得していない、という意味において安全な対応を図っております。
 ご心配の第一号案件では、収集段階で個人情報を可能な限り排除し、個人の特定が不可能となる形での情報の収集手法およびその収集システムなどの検討を中心に実施し、匿名化を確保し、安全性を確認しました。当委員会では、当該事業者の情報収集方法は個人情報保護法を遵守する方式であることを確認して、審査業務を終了しました。

 匿名化技術については、現時点では、「匿名化」を技術的に確保、実施できるように検討し、整備を進めている状況にあります。現在、ビックデータの取り扱いに備えて、専門家の意見を聞きながら、ビックデータの匿名化の技術支援を受ける交渉を進めております。
 高度の技術者を、継続的に確保することは、財政的にも困難なので、必要に応じて、個別案件に対応して、技術的鑑定の形でお願いすることを検討しておりますが具体的案件がまだありませんので、現時点では技術鑑定の実績はありません。

 第3 Google Analyticsの利用は停止し、削除いたします。
 本サイトは、告知のためのサイトとして構築しましたので、利用者の情報を収集する必要がありません。ただ、当方のミスにより、12月12日の改定の際から当サイトにご指摘のサービスが導入されておりましたので、ご指摘を受けた部分、直ちに停止し、削除しました。
 匿名化委員会サイトにおいて、当サービスを利用したことについては、お詫びし、削除訂正させていただきます。

 第4 情報活用に向けて
 匿名化委員会では、初めての試みとして、個人情報を匿名化し、あるいはそもそも個人情報を収集しない方向での情報活用の方法を模索し、検討を進めております。
 しかし、まだ未解明なところもあり、また、改善すべき点も多々あるものと思いますが、個人情報の活用が進まない中で、立ち止まってしまうのではなく、何とか活用を進めるべく、情報活用に資すべく、真摯に検討を進めてまいりたいと考えております。
 御理解、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

                       2012年12月18日
                         匿名化委員会