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【グラニュース】


楢崎、守り勝つ

2012年12月23日 紙面から

 名古屋グランパスのGK楢崎正剛(36)が22日、天皇杯準々決勝の横浜M戦(23日・瑞穂陸)に向けて、「守り勝つ」と号令を下した。横浜Mは今季Jリーグで最少失点の堅守を誇り、グランパスも2戦2分けと勝ちきれなかった。ロースコアでの決着が必至の一戦だけに、先頭に立って鉄壁の守備を構築する。

 勝てば元日の決勝へ大きく近づく大事な一戦。Jリーグ最少33失点の難敵・横浜Mをホームで迎え撃つ準々決勝に向けて、楢崎が勝敗を分けるポイントを力説した。「しっかり守らないと。前の試合のようなひどい守りでは勝てない」

 15日の4回戦では格下の熊本に2失点。最終的には攻め勝ったものの、やや不安の残る内容だった。楢崎は「悪い印象を与えてしまった試合。J2の相手にやられすぎた」と苦い顔。守備の引き締めは最優先課題だ。

 守備力アップへ、ストイコビッチ監督も“秘策”を準備。22日のミニゲームでは最近FWでの起用が続いていた闘莉王を本来のDFに配置した。「どこで起用するかは言えない。DF起用はオプションの一つ」と指揮官は言葉を濁したが、熊本戦でも闘莉王をDFに下げてから守りが安定した。横浜M戦でも闘莉王を3バックの中央に置く布陣は有力だ。

 横浜Mには昨年の天皇杯準々決勝でPK戦の末に負けている。楢崎は「昨年は昨年。今年は今年。PK戦はくじ引きのようなものなので、考えたくない」と過去との決別を宣言した。今季は夏に手術した左膝の痛みに悩まされてきたが、状態は日に日に良くなっているという。3年ぶりの4強へ、守護神がゴールに立ちふさがる。 (木村尚公)

 

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