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羽生、SPダントツ1位!国内最高97.68点!!…全日本フィギュア

スポーツ報知 12月22日(土)7時2分配信

羽生、SPダントツ1位!国内最高97.68点!!…全日本フィギュア
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男子SPでトップに立った羽生の演技

 ◆フィギュアスケート 全日本選手権第1日(21日、札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ) 男子ショートプログラム(SP)を行い、GPファイナル銀メダリストの羽生結弦(はにゅう・ゆづる、18)=宮城・東北高=が国内最高得点の97・68点をマークして首位発進を決めた。最終滑走で冒頭の4回転トーループジャンプを完璧に決めるなどノーミスの演技を披露。88・04点で2位の日本男子初GPファイナル覇者・高橋大輔(26)=関大大学院=にぶっちぎりの大差をつけ、大会初優勝と来年の世界選手権(カナダ)代表切符に王手をかけた。

 余韻に浸るほど会心だった。羽生はフィニッシュで上げた右腕をしばらく下ろせなかった。「時が止まってるように感じた。何が何だか分からなかった…」。昨季大会で高橋がマークした96・05点を塗り替える国内最高得点。「すごくビックリした」。国際連盟(ISU)非公認の大会だが、「非公式だけど自分の記録を抜いてうれしい」と屈託なく笑った。

 冒頭の4回転ジャンプを鮮やかに決めるなど、ノーミスで終えた。もともとSPは11月のNHK杯で95・32の世界最高得点の実績を持つ上、今季からのルール改正を最大限に生かして得点を伸ばした。2分50秒の演技時間の中、後半の1分26秒からジャンプの基礎点が1・1倍になる。難しいトリプルアクセル(3回転半)を取りこぼさず、ルッツ―トーループで構成した2連続3回転ジャンプを唯一決め、ライバルたちが45点前後だった演技構成点だけで53・78点も稼いだ。

 超攻撃的なプログラムを成功させたのは、今季最も成長した「心」だ。2人前の高橋が88・04点を出して暫定首位に立つ状況で迎えた最終滑走。「(直前の)6分間練習も出来が良くなくて、足も震えた」。代表争い、世界最高記録保持者の看板、襲いかかる極度の緊張の中で「期待されることをエネルギーにした。試合前の悪いイメージは関係ない。先輩は先輩、僕は僕」と気持ちを切り替えた。オーサー・コーチの「やることはやってきたんだ」の言葉にも後押しされ、世界も注目するハイレベルな男子代表争いの重圧を丸ごとのみ込む強心臓を見せた。

 14年ソチ五輪のテスト大会となった五輪本番リンクでのGPファイナルでは、おう吐するなど体調を崩した。それも若さで回復。海外での連戦の苦しさが糧になった。

 フリーでは、トーループと日本選手では羽生以外に誰も跳ばない難しいサルコーの2本の4回転ジャンプを入れる。強力無比の武器を手に、昨年の3位から一気に初制覇を狙う若武者は「日本一にはこだわってないけど、全日本にはこだわってる」と強調した。燃えたぎる野望を胸に、14年ソチ五輪の代表争いの前哨戦となる世界選手権の切符をつかむ。

 ◆世界選手権の選考基準&五輪出場枠 出場枠は男女ともに3で、14年ソチ五輪の日本の出場枠がかかる。〈1〉ファイナルを含むGPシリーズの日本勢上位3人〈2〉全日本選手権3位以内〈3〉全日本終了時点での世界ランキング日本勢上位3人。〈1〉〜〈3〉のいずれかを満たした選手などから日本連盟が総合的に判断して決める。五輪出場枠は、上位2人の合計順位が「13」以内なら最大の3枠を獲得。14〜28位なら2枠、29位以下では1枠になる。

最終更新:12月23日(日)2時49分

スポーツ報知

 

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