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羽生SP“世界最高”更新!GP王者・高橋に9・64点の大差

デイリースポーツ 12月22日(土)7時3分配信

 「全日本フィギュア第1日」(21日、セキスイハイムアイスアリーナ)

 男子SPは初優勝を目指す羽生結弦(18)=宮城・東北高=が4回転ジャンプを決めるほぼ完璧な演技で97・68点をマークし、トップに立った。国際スケート連盟の公認記録とはならないが、羽生は自身が持つ世界歴代最高の95・32点を上回った。今季のGPファイナル覇者で2連覇を狙う高橋大輔(関大大学院)が88・04点で2位、2年ぶりの優勝を目指す小塚崇彦(トヨタ自動車)が84・58点で3位につけた。

 時代が変わる。そんな空気が、リンクを包み込んだ。右手を突き上げるフィニッシュの後、息をつきながら、羽生はその余韻に浸った。「自分の中で、時が止まっていた感覚です」‐。

 国際スケート連盟の主催大会ではないため、参考記録ながら自身の持つ世界最高点を超えた。「すごくビックリした。非公式かもしれないが、自分の得点を抜けたことはうれしい」と、ほおを緩ませた。

 「緊張で足が震えた」と振り返ったが、冒頭の4回転トーループを鮮やかに決めると、その後も完ぺきな内容だった。SP曲「パリの散歩道」のブルースの世界を見事に体現した。表現力を示す構成点でも、8点台の中盤をそろえ、第一人者の高橋に肉薄。18歳の勢いを見せつけた。

 体力面での不安も一掃した。銀メダルに輝いたGPファイナルで体調不良になり、エキシビションを欠場。「2回吐いて、歩くのも大変」という状態だった。帰国後は2日だけ休み、すぐに練習を再開した。

 今季からオーサー氏に師事し、練習拠点をカナダに移した。1日1時間だった練習は、1日4時間に。ヒップホップダンスなども取り入れたハードな内容に「家に帰ると、寝るだけ。全然カナダを満喫してない」と苦笑いするが、日々の研鑚(さん)は、着実に血となり肉となっている。

 2位の高橋に9・64点の大差をつけた。初の日本一は、もう手の届くところにきている。「高橋先輩、小塚先輩、織田先輩がいたから今がある。負けないように、強い日本にしていきたい」。来年3月のカナダ世界選手権、そして14年ソチ五輪へ、力強いマニフェストを口にした18歳が、日本男子フィギュア界に“政権交代”をもたらす。

最終更新:12月22日(土)9時59分

デイリースポーツ

 

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