スタッフの多彩な能力を生かし
どこよりも頼りにされる多角経営を実践
給排水 衛生設備 住宅設備工事一般 水道局工事指定店
■着実、冷静に、かつ情熱を秘めた多角経営を実践するイケメン社長
勤務時代から独立を目指し、他の経営者からノウハウを学ぶなど着実に準備を進めてきた河島社長。
そして、独立への思いを周囲に話した時、多くの仲間が共に歩む道を選択してくれたという。そのうちの一人は次のように語ってくれた。
「社長は面倒見がよく、職場が一緒だった私は、社長に一から仕事を教わりました。独立のお話を伺った時、迷わずついて行くことを決めたのです」──。
このように社長を慕うメンバーが集い、設立当初にはすでに10名以上のスタッフが揃っていたという。
“イケメン社長”と呼ばれる端正なマスクだけではなく、人を惹き付ける内面の魅力をも持つ社長だからこそ、それだけの人望を得ているのだろう。
【足跡】 22歳で水道設備業界に入り、経験を積む。そのころから独立へ向けて準備を進め、2011年に見事独立を果たした。30歳という若さを生かした行動力と、計画性のある経営方針で着実に事業を展開。将来有望な経営者の一人である。
水道局工事指定店として、給排水や衛生設備、さらに住宅設備工事も手掛ける『99company』。カリスマ性のある河島社長を筆頭に、若く向上心の高いスタッフが揃っており、同社の活動は水道関連に留まらず各分野に及んでいる。その活躍の詳細についてお話を伺った。
様々な経験を糧に
トップを目指して水道設備業界へ
竹原 まずは河島社長の歩みから。
河島 私は10代のころからアルバイトで様々な仕事に携わってきましてね。ホストも経験しましたし、金融業界でも働きました。22歳のころには、アルバイトだけでなく正社員としてもトップを取りたいという想いが芽生えるようになり、水道設備関係の企業へ就職。そこで経験を積み、当社設立に至ったのです。
竹原 独立されたのは、いつごろなのですか。
河島 昨年の4月です。その3~4年前から独立を考えていたため、自分なりに計画を立てていました。準備が整いつつある時、会社の仲間に独立を考えていることを話すと、私についてきてくれると言ってもらえましてね。そうした周囲からの後押しも、設立のきっかけとなったのです。
竹原 では、スタート当初からすでにスタッフを抱えていらっしゃった訳ですね。プレッシャーはありませんでしたか。
河島 プレッシャーというよりも、皆の期待に勇気づけられましたね。それに、数年かけて準備してきた成果もあり、順調にスタートを切ることができました。
ニーズに応えようとする思いが
多角経営に発展
竹原 それでは、具体的な事業内容についてお聞かせ下さい。
河島 各ご家庭の水回りの工事など、給排水衛生設備工事を主要業務に掲げています。現場では、スタッフ一人ひとりが直接お客様と接することになりますから、それぞれが誠心誠意業務に取り組むようにと話しています。また、たくさんのお客様からのご要望に応えられるように、埼玉県と茨城県に支社を設けておりましてね。本社と合わせた3つを拠点にして、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城をエリアに活動しています。
竹原 活動はかなり広範囲に及んでいるのですね。
河島 さらに水道設備以外にも土木建築業、リフォーム業、建物の清掃・メンテナンス業にも着手。住宅に関連することだけでなく、車輌販売及び修理業や広告代理店業、インターネットのコンテンツの企画・作成・運営業務など業種を問わずに展開しています。
竹原 それほどまでに多角経営されているとは驚きです。業容拡大を実現できているということは、多彩な人材が揃っている証左でもあるのでしょうね。
河島 ええ。当社には15名のスタッフがおり、それぞれがその道のエキスパートなんですよ。
先進的な営業活動と
義理を重んじた経営方針を貫く
竹原 水道設備業だけを例にとっても、同業他社は多いと思います。そうした中で、御社ならではの強みとは?
河島 確かに、たくさんの同業他社さんはいらっしゃいますし、何十年も続く老舗企業は多いです。規模などでは到底かないませんが、当社には抜群のチームワークを有していることが最大の特徴ですね。スタッフ全員が一致団結して業務に取り組んでいるからこそ、活動エリアが広く、業種が多様でも全員のベクトルが同じ方向を向いているため、あらゆるお客様のニーズにお応えすることができているのだと自負しています。
竹原 業容が多彩にわたっていると、営業活動も大変なのではありませんか。
河島 そのため、当社ではインターネット広告を積極的に採用しているんです。以前なら電話帳などの媒体を利用するのが主流でしたが、インターネットですとエリアを限定せず、紙媒体以上に多くの方に見ていただけますからね。そうした時代に応じて最適な方法を常に模索しており、一方で人と人とのつながりも重視しています。当社には6社の協力会社からお仕事を紹介してもらっているのですが、そうしたつながりがあるからこそ、今日の当社があるのですよ。
若さと探求心を持つスタッフ
彼らの挑戦は尽きることがない
竹原 数々の業務を展開しておられますが、今後はどの分野に特に力を入れていこうとお考えですか。
河島 次は、新たに飲食業に着手したいと考えておりましてね。“ワンランク上の居酒屋”をコンセプトに、東京都内でのオープンを目指しています。今回も新たな分野へのチャレンジとなりますが、これまで同様、事前に計画をしっかりと立てて実現させたいですね。
竹原 社長の意欲には感服いたします。設立からわずか1年で次々と事業を成功させた秘訣はどこにあるのでしょうか。
河島 22歳でこの世界に入った当初から、機会があるごとに周囲の経営者の方々からお話を伺い、たくさんのことを教えていただきました。その時に学んだことが、現在に生かされているのだと思います。
竹原 今後の展望についてはいかがですか。
河島 有望な人材を育てていくことで、会社の規模を大きくしていきたいです。また、個人的な夢としては、幸せな家庭を築きたいですね。まだ未婚ではあるのですが、これまでがむしゃらに準備を進めてきた会社の経営が軌道に乗ってきたこともあり、プライベートの充実も図っていければと思っています。
竹原 まだまだお若いですし、これからですよね。ご活躍を期待しています。
誠意ある対応で成長を続ける
▼配管からの水漏れ、トイレの詰まり──水回りのトラブルは、いつ何時起こるか分からないもの。だからこそ、迅速に対応してくれる業者が欠かせない。そうしたニーズに応えてくれるのが東京に本社を置く『99company』だ。社名の99は“救急”に由来しており、突然のトラブルにも迅速に、的確に応えることをコンセプトに掲げている。さらに埼玉県や茨城県にも支店を設け、各地の水道局工事指定店として、幅広く活躍。多くの人々の安心・快適な暮らしをサポートしている。
▼各家庭で直接作業をするからこそ、同社では「現場での誠意ある対応」に気を配っており、スタッフ全員にその方針を徹底させている。2011年4月の設立当初から着実に成長を続けていることからも、同社の理念が全スタッフに共有・実践されており、それが顧客満足につながっていることが窺える。すでに15名のスタッフを抱えている同社だが、水道設備工事以外の業務でも好調を保っているとあって、今後はさらにスタッフの増員を検討中だとか。「お客様のことを第一に考えるのが我々の仕事。その思いに共感できる、熱い心を持った人に来てほしい」と同社の河島社長は語る。同社の益々の発展に期待したい。
「誠意ある対応をモットーに掲げる河島社長。お客様や取引先との信頼関係を第一に考えておられることが伝わってきました。さらに社長はスタッフとの関わりも大切にしており、普段から密にコミュニケーションを取っておられるとか。気軽に相談に応じておられるそうで、まさに理想の経営者だと感じました。」(竹原 慎二さん・談)
名 称 |
株式会社 99company |
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住 所 |
【本社】 東京都足立区西伊興1-13-17 |
【支社】 埼玉県草加市青柳7-6-35 |
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【支社】 茨城県つくば市吾妻3-7-17 |
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代表者名 |
代表取締役社長 河島 博昭 |
U R L |
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掲載誌 |
リーダーズ・アイ 2012年7月号 |
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