米FBI、中国人など3人を拘束 戦闘機用カーボンファイバーの密輸を計画
XINHUA.JP 12月19日(水)14時4分配信
【新華網】 米軍事情報サイト「STRATEGY PAGE」が16日に掲載した記事によれば、米連邦捜査局(FBI)は、過去イランに核兵器などの兵器開発素材とされるカーボンファイバーを密輸しようとした容疑で、米国人1人、イラン人2人の3人をここ2カ月間に逮捕した。3人はイランにカーボンファイバー3万トンを密輸することを計画していたとされる。さらにトルコ人1人を捜査中だ。環球網が伝えた。
【その他の写真】
中国人は、中国で開発中のステルス戦闘機(殲−20、殲−31)の素材とされるカーボンファイバー「M60JB」を入手しようとしていたと疑われている。同素材は1キログラム当たり2000ドル(ほぼ銀の2倍に相当)で売られている。
拘束された中国人は張明順(音訳)という名前。有罪となった場合、米政府に中国への密輸情報を提供しなければ、20年間の実刑となる。
ここ数十年来、中国は素材と装置の違法入手を指摘されている。スパイがインターネットを通じて秘密文書を入手しやすくなっているが、カーボンファイバーなどより多くの有形物が必要とされることが多い。
(翻訳 金慧/編集翻訳 伊藤亜美)
最終更新:12月19日(水)14時4分
Yahoo!ニュース関連記事
- 米FBI、炭素繊維密輸の疑いで中国人を逮捕=中国の戦闘機用か―米メディア写真(Record China)19日(水)18時20分