大阪府泉佐野市湊4丁目の泉佐野優人会病院(273床)で今月7日、入院していた寝たきりの50代の女性患者の点滴チューブが切断されていたことが、府警への取材でわかった。女性はベッド上で出血していたが、命に別条はないという。府警は、故意にチューブが切られた疑いがあるとみて、傷害容疑などで調べている。
府警によると、7日午後7時ごろ、2階の病室で、寝たきりで意識のない女性患者の静脈にしていた点滴のチューブが途中で切られ、静脈から血が逆に流れ出しているのを病院職員が見つけた。
病室は看護師の詰め所の向かいにあり、他に2人の入院患者がいたが、いずれも自力では動けない状態だったという。同病院が警察に届け出た。