愛知県警稲沢署は22日、稲沢市祖父江町の平屋建て棟割り住宅の風呂場で小学4年の男子児童(10)が今月9日、熱湯を張った浴槽に落ちて全身やけどを負い死亡した、と発表した。
署によると、亡くなったのは愛知県一宮市観音寺1丁目、土木作業員椿肇さん(56)の長男で同市立朝日東小学校4年の健(たける)君。椿さんと健君は9日夕、椿さんの友人で祖父江町の男性(41)宅を食事のため訪問。健君はこの男性と一緒に風呂に入ることになり、同日午後6時ごろ、沸かしていたガス風呂の火を止めに一人で浴室に行った。その後、浴室から叫び声が聞こえたため、椿さんらが駆けつけたところ、健君が頭から浴槽に落ちていたという。当時、椿さんと男性は別の友人を交えて飲食をしていた。ガス風呂の火は約50分つけたままになっていたとみられる。
健君は病院で治療を受けていたが、22日午前、全身やけどで亡くなった。