懲戒処分:ひき逃げと痴漢、警官2人を−−府警 /大阪
毎日新聞 2012年11月23日 地方版
府警は22日、ひき逃げや痴漢事件で逮捕された警察官2人の懲戒処分を発表した。処分はいずれも同日付。
府警によると、オートバイによる人身事故でけがをさせた被害女性の救護措置などを取らなかった道交法違反(ひき逃げ)容疑などで逮捕された西成署留置管理課の川墨政一巡査部長(57)を懲戒免職処分とした。川墨巡査部長は今月9日、大阪簡裁から同罪で罰金70万円の略式命令を受け、即日納付した。川墨巡査部長は「飲酒運転の発覚が怖くて逃げた」と供述していたが、検査で血中アルコール濃度が基準値を下回ったため、府警は酒気帯び運転の立件は見送った。
また、電車内で女子高生の体を触ったとして兵庫県迷惑防止条例違反(痴漢)容疑で同県警に逮捕された阿倍野署生活安全課の石井大輔巡査長(28)を停職1カ月の懲戒処分とした。石井巡査長は22日依願退職した。石井巡査長は逮捕後に釈放され、神戸地検が現在、刑事処分を検討している。【近藤大介】