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【サッカー】

権田が海外プレーを熱望

2012年12月22日 紙面から

モリーニGKコーチ(左)に好印象を与えた権田(酒巻陽子撮影)

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 【サンドラ(イタリア)酒巻陽子】イタリア2部のベローナの練習に参加しているFC東京のGK権田修一(23)が20日、当地での午後練習後に取材に応じ、「海外でやっている選手の強さを感じる。僕も海外でプレーしたい」と、あらためて欧州への移籍願望を口にした。権田はこの日、チームの第1GKとともに約1時間20分のメニューを軽快な動きでこなし、モリーニGKコーチに好印象を与えた。

 ゴールから約25メートルの距離から、無回転のボールが放たれるマシンを使ったセービングの練習で、権田は23本中12本を止め、モリーニGKコーチから「ベーネ(いいぞ)!」と盛んに褒められた。グラウンダーのシュートも難なくセーブし、上々の試運転。言葉のハンディを抱えた様子はなく、練習を楽しむ余裕も見せた。練習後には「ライン上に止まっているのではなく、ボールに対してアタックするなど、ゴールを守る方法論が(日本人コーチと)違う」と指導の相違点を説明した。

 権田について、同GKコーチは「2日間の練習だけで評価はできないが、足のバネが強く素質がある」と印象を語った上で、「戦術ではなく本能で動く傾向がある。GKの中にはポジショニングのセンスや瞬発力にたけた選手が、自らの力量を発揮するために本能で動く場合もあるので、それは欠点ではない。権田は足のバネをもっと生かす工夫をするといいだろう」と課題点も挙げた。

 FC東京、日本代表で同僚のDF長友からは「イタリアはゴール前の精度は攻守両面でとても高い」と聞かされてきたという権田。「(プレーを)見ていて、イタリアは他の国より組織で上をいっていると思う」と強調。「イタリアは(EU圏外選手)枠の問題があるので、じかにイタリアへこれないとしても川島選手みたいにベルギーで活躍して、欧州に加入することで知ってもらえると思う。イタリアでプレーするのがボクの一番の目標」と話すなど、カルチョの国でプレーする意欲がさらに高まったようだ。

 

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