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【グラニュース】


闘莉王「パワーもらった」 人気マンガ着ぐるみで慰問

2012年12月22日 紙面から

小児病棟を慰問し、子どもたちにサッカーボールをプレゼントした(右から)巻、闘莉王、小川=名古屋市昭和区の名大病院で

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 名古屋グランパスのDF田中マルクス闘莉王(31)、MF小川佳純(28)、FW巻佑樹(28)の3選手が21日、名古屋市の名大医学部付属病院の小児病棟を慰問した。人気漫画の着ぐるみで現れた闘莉王は予定を1時間もオーバーする大サービス。終始笑顔で子どもたちに元気を贈った。

 クリスマスを前に、闘莉王が子どもたちへ記憶に残るプレゼントを贈った。野球やサッカー選手による慰問はユニホーム姿で行われるのが普通だが、闘莉王は人気漫画「ワンピース」のキャラクター「チョッパー」の着ぐるみでさっそうと登場。「きょうは違った感じでいこうと。大成功だね」と笑顔を誘った。

 病棟では約80人の入院患者とふれ合った。「恥ずかしがってオレに話しかけられないような子もいた。一人一人がかわいくてね」。プレゼントしたゴムボールで遊び回る子もいれば、病気で元気がない子も。闘莉王が一人一人に話しかけるうち、時間は予定の倍の2時間を経過していた。

 20日には異例の会見で難病のサッカー少年に対する支援を訴えたばかり。「子どもと接していると、いろいろ考えさせられる」と真剣なまなざし。今回の慰問は、幼くして病魔と闘う子どものための、闘莉王なりの精いっぱいの行動だった。

 天皇杯準々決勝・横浜M戦(23日・瑞穂陸)を前に実現したハートフルなひととき。「2時間? そんなに長かったかな。楽しい時間だったし、パワーをもらった」と闘莉王。漫画の中で船医を務める「チョッパー」さながら、闘莉王が子どもたちの心をしっかりと癒やした。 (木村尚公)

 

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