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福島の子供の尿から放射性セシウム検出
福島県の子供の尿から微量の放射性セシウムが検出されたことが市民団体の調査でわかった。国の原子力安全委員会は「健康への影響はない」と説明している。
この調査は、福島第一原子力発電所事故当時、福島市内に住んでいた6歳から16歳の男女10人を対象に市民団体がフランスの研究所の協力を得て行った。5月下旬に尿を採取して検査した結果、10人全員の尿から放射性セシウム134と137が一リットルあたり約0.41ベクレルから1.3ベクレル検出されたという。
市民団体は、子供たちの健康に影響があるかどうかの評価は行っていないが、原子力安全委員会はこの数値について「十分に低い値で、健康への影響はない」と説明している。
市民団体は「子供たちに内部被ばくの危険があることは間違いない」として、国や県が責任を持って子供たちに対する内部被ばくの検査を継続的に行うよう求めている。
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