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漁網処分 自治会は受け入れず12月22日 19時58分
東日本大震災で発生したがれきのうち、岩手県の漁網を受け入れて埋め立てるという神奈川県の計画について、横須賀市の処分場周辺の自治会は、住民の意向調査で反対意見が多くなったとして、計画を受け入れないことを決めました。
震災で発生したがれきの受け入れを巡って、神奈川県は、岩手県から2000トンの漁網を受け入れ、焼却せずに、横須賀市にある県の最終処分場に埋め立てるという計画を示しています。
処分場の周辺の住民には、県が当初がれきの焼却灰を埋め立てるとしていたことへの不信感があり、処分場周辺の10の自治会は、自治会に加入している合わせて4644世帯を対象に今回の計画についての意向調査をしました。
その結果、回答率は75%で、賛成が1563、反対が1695と僅かながら反対が多くなったということです。
このため自治会は県の計画を受け入れないことを決めました。
自治会の代表の長谷川俊夫さんは「いろいろな意見の方がいて対応に苦慮してきたが、知事にはこの結果を真摯(しんし)に受け止めてほしい。被災地の方々には何か別の方法で支援をしていきたい」と話しています。
“了解得られず残念”
神奈川県の黒岩知事は「地元の了解が得られず大変、残念だ。横須賀市の意見も聞きながら今後の対応を検討したい」というコメントを出しました。
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