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原子力機構 配管さび16か所12月22日 8時23分
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茨城県東海村などにある日本原子力研究開発機構の施設で、配管から微量の放射性物質を含んだ廃液がにじみ出るトラブルが相次いだ問題で、原子力機構が茨城県内4つの施設の配管を点検したところ、新たな廃液漏れは見つかりませんでしたが、配管の16か所でさびが見つかり、機構は年度内にもさらに詳しい調査を行うことになりました。
原子力機構ではことし9月から先月にかけて、東海村と大洗町の研究施設の配管から微量の放射性物質を含む廃液がにじみ出るトラブルが3件相次いだほか、照明用の機器が焦げる火災が発生しています。
これを重くみた茨城県は、原子力機構に対し、施設の緊急点検を要請していて、機構は県内4つの施設の配管の点検結果を21日、発表しました。
それによりますと、4つの施設の配管からは放射性物質を含んだ廃液漏れは見つかりませんでしたが、大洗町にある「JMTR」と呼ばれる研究施設の配管の16か所でさびが見つかったということです。
このほか、東海村と那珂市の研究施設では、防火の自主点検の記録が5件残されていなかったことが分かりました。
この結果について、原子力機構は、16か所の配管のさびについて修理が必要かどうかなど詳しい調査を年度内に行うほか、点検記録の保管などの指導を徹底したいとしています。
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