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事件
【中2自殺】同級生2人書類送検へ 暴行容疑など十数件 児童1人相談所送致
2012.12.22 12:03
大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、滋賀県警は男子生徒をいじめたとされる同級生3人のうち、少年2人を暴行容疑などで来週中にも書類送検する方針を固めた。残る少年については、当時は刑事罰の対象とならない13歳だったことから、暴行などの非行事実で児童相談所に送致する方針。
捜査関係者によると、約半年に及ぶ捜査で立証した男子生徒に対する犯罪容疑や非行事実は、中学校のトイレで殴るなどした暴行や、成績カードを破る器物損壊など十数件あり、今後大津地検と児相がそれぞれ改めて精査。来年3月までに、大津家裁が審判を開くなどして3人の処遇を決める見通し。書類送検される2人のうち1人は年齢が事案別に13歳の時と14歳の時に分かれるため、事案ごとに地検と児相に送ることになる。
男子生徒の父親は今年7月、男子生徒に対する行為45件について3人を大津署に刑事告訴した。県警はこのうち、昨年夏ごろから自殺した同年10月までの間に、3人が男子生徒に行った行為を、家宅捜索での押収資料や生徒らの聞き取りで捜査していた。
また県警は、今年5月下旬、担任の女性教諭に暴行し、手の指の骨を折るけがをさせたとして、3人のうちの1人を傷害容疑で書類送検する。中学校は、市教委が県警へ被害届を出すよう指導した9月以降、大津署に被害届を提出していた。
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