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基準値1万5800倍六価クロム…徳島
日本電工徳島工場73年以降埋設地と周辺
日本電工(東京都)は20日、阿南市橘町の同社徳島工場内の地下水から、土壌汚染対策法で定める基準値の最大1万5800倍の六価クロムを検出したと発表した。
敷地外への流出や健康被害の情報はないという。
検査はクロム塩の生産中止に伴い、6~8月に実施。工場内の28地点でボーリング調査を行い、土壌は8か所、同じ地点から採取した地下水は4か所で基準値を上回った。
いずれも1973年以降、六価クロムを含む不純物を埋めた地点か、その周辺といい、同社は六価クロムを無害化する当時の処理技術が不十分だったことが原因としている。96年には処理技術が確立、2005年以降は製造過程の変更で不純物が出ていないという。同社は対策として、来年中をめどに、汚染が確認された土壌の地下にコンクリートの壁を作る。
県は今後、工場周辺の井戸水の調査を続け、問い合わせ窓口(088・621・2272または2276)で住民からの相談も受け付ける。
(2012年12月21日 読売新聞)
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