
※イメージ画像:『本人vol.11』太田出版
テレビバラエティ全体の視聴率が低迷する中、もっとも視聴率を稼げる芸人として、今年再認識された明石家さんま(57)。7月に放送された『FNS 27時間テレビ』(フジテレビ系)では、タモリ、ビートたけしらと共に、13年ぶりとなる“お笑いBIG3”を実現し、存在感とトークで2人の大物を圧倒。“お笑い怪獣”の健在を改めて世間にアピールした。未だに衰えぬどころか、ますます人気を広げるさんまについて、芸能評論家の金沢誠氏は、「現在のテレビ界で、視聴率15%以上を軽々と稼げるのは彼だけ」と指摘、不世出の芸人だと絶賛する。
そんなさんまについて、近頃では、巨大掲示板2ちゃんねるでも「さんま」の文字を見かけることが多く、ネットユーザーたちも興味津々の様子。中でも特に語られているのは、「ああ見えて意外と暗い生い立ちなんだよな」というさんまの過去についてだ。
幼いころに実母を亡くし、再婚した父と継母との間に生まれた年の離れた弟も火事で亡くしているさんま。そんなさんまの過去について、ネットユーザーたちは、「これがあって今のキャラか……」「生きてるだけで丸儲けの意味が分かった」「かっこよすぎる」などと熱く語り合っている。普段テレビ画面に映るさんまからはまったく伝わってこない、悲しい過去を背負っているという姿に、彼らも深い感銘を受けているようだ。
「今年の8月に発行された『週刊文春』(文藝春秋)の中で、さんまさんの兄が、さんまさんの子どものころについてインタビューを受けています。その記事の中では、継母に気を使っていたさんまさんや、継母に冷たくされて涙を流していた幼少期といった、今では想像できないような姿が記されています。そうした内容の記事というのは、さんまさんにしてはなかなか珍しいもので、あらためて話題に上がっているのかもしれませんね。それと、ネット民の中には当然若い世代も多くいるわけで、さんまさんの過去について初めて知るという人もいるのではないでしょうか。40歳以上なら多くの人が知っている当たり前の事実も、今の若者にとっては新鮮ということでしょう。当の本人もあまりその手の話はしないですし、テレビでは決して扱わないネタでもありますから、ネットで話題になるというのも分かります」(業界関係者)
共演歴の長い浅田美和子いわく「プライベートの話はしているようで、まったくしていない」というさんま。テレビバラエティ史に燦然と輝くスターにも人知れぬ姿があるということだろうか。だからこそ、そんなスターの過去について、若い世代は興味があるのかもしれない。そして、多くのネットユーザーたちが指摘しているように、そんな過去があってこそ、彼は明石家さんまとなることができたともいえる。とかくテレビタレントには厳しい目を向けがちなネットユーザーたちも、さんまの過去と現在を冷静に分析しながら、その言動は温かく、さんまへ温かい応援メッセージを送っている。
ネットユーザーたちからも愛されるさんまの活躍はまだまだ続くだろう。60歳でテレビからの引退を宣言している彼も、これだけ人々に愛されているのだから、そうそう簡単には退けないに違いない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)
『明石家さんま ベスト・コレクション』
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大物なのに、ビートたけしさんみたいに神格化されてない所がいい。
そうなると、若い世代には受け入れられない。
10年くらい前、向こうから一人歩いてくるさんまさんを見かけた。ものすごいオーラ。恐る恐るちょっと声を掛けたところ、わざわざ立止まってくださり一言二言だけ話をしてもらった。テレビと同じ…というか、それ以上に楽しい人だった。ぜんぜん気取りがない。おそらく、素人はすべてお客さんというような感覚を持っていらっしゃるんだと思う。お笑いの最前線にいながらも、今も昔の芸人さんの気風を持つ数少ない人だと思う。