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韓国“島を守る態勢確立”12月21日 18時58分
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韓国国防省は21日、国防白書を発表し、島根県の竹島について「韓国軍が強力に守る意志と態勢を確立している」と初めて明記し、韓国の領土として守っていることを強調しました。
韓国の国防白書は2年に1度発表され、ことしの白書は北朝鮮について今月12日、事実上の長距離弾道ミサイルを発射したことや、アメリカ軍と韓国軍による偵察情報から、濃縮ウランを生成する新たな核施設の存在が考えられることから、前回に続いて「韓国の敵」と表現しています。
また、島根県の竹島については「地理的、歴史的、国際法上も明白な韓国の領土だ」としたうえで、「韓国軍が強力に島を守る意志と態勢を確立している」と初めて明記し、韓国の領土として守っていることを強調しました。
また、韓国海軍が竹島の周辺海域で機動訓練している写真を加えるなど、これまで1枚だった写真を3枚に増やしました。
国防省の当局者は21日の会見で、「国民からもっと強い意志を打ち出すべきだという声があった」と述べ、今回の白書で島を守る軍の強い姿勢を打ち出すねらいがあったことを明らかにしました。
ただ、白書の発表時期が自民党が衆議院選挙で圧勝したあとになったことについて、国防省の当局者は「もともと先月発表する予定だったが、作業が大幅に遅れた」と述べ、日本の新政権を意識したものではないという見解を示しました。
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