絶滅危惧種の繁殖に成功 オオイタサンショウウオ繁殖に成功したオオイタサンショウウオの幼体=30日、高知市のわんぱーくこうちアニマルランド 高知市の動物園「わんぱーくこうちアニマルランド」は30日、絶滅危惧種のオオイタサンショウウオを人工飼育で繁殖させることに全国で初めて成功したと発表した。 同園では2月中旬から、高知県西部で保護したオオイタサンショウウオ9匹を、幅約1メートルの水槽で育てていた。2月18日に飼育員が水槽内の小枝に卵が産みつけてあるのを発見、5月30日現在、ふ化した69匹を育てており、3匹を公開中。 オオイタサンショウウオの成体は全長10~13センチで、山間部の水辺などで生息。大分や熊本、宮崎にも生息し、環境省のレッドリストで「絶滅の危険が増大している種」に分類されている。 【共同通信】
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