10日、「脱原発」を訴えるプラカードなどを掲げて福島第一原発事故から1年の集会に集まった参加者ら=ソウル、中野晃撮影
韓国のソウル中心部の広場で10日、環境保護団体が「福島から1年、今すぐ脱原発」を掲げた集会を開き、主催者発表で約1万人が集まった。
福島市から京都市に避難している阿部小織さん(43)、ゆりかさん(10)親子も参加。ゆりかさんは避難のため半年で3回転校し、福島で働く父親と離ればなれになったことを紹介し、「原発は事故が起きれば取り返しがつかない。こんな思いはだれにもしてほしくない」と訴えた。
小学2年の長男と参加した鄭小任(チョン・ソイム)さん(40)は「原発の問題はひとごとではなく、自分自身の問題だと改めて感じた」と話した。