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安倍総裁 竹島式典見送りで調整
12月21日 20時7分

自民党の安倍総裁は、山口市で記者会見し、党の衆議院選挙の政策集に盛り込んだ政府主催の「竹島の日」を祝う式典について、来年からの開催は見送る方向で調整する考えを示しました。

自民党は先の衆議院選挙の際に、今後の政策課題を盛り込んだ政策集を発表し、この中では島根県が「竹島の日」としている2月22日に政府主催で式典を開催するとしています。
これに関連して、安倍総裁は記者会見で、「竹島がわが国の領土というのは不動の考えであり、国際的にもそういう認識だ」と述べました。
その一方で、安倍氏は「2月22日には島根県で『竹島の日』を祝う式典があるが、別途、国として式典を行うかどうかは今後、総合的によく検討したい。3日後の2月25日には新大統領の就任式があり、その関係で慎重に考えたい」と述べ、政府主催の式典の来年2月22日からの開催は見送る方向で調整する考えを示しました。
また、安倍氏は韓国の新しい大統領にパク・クネ氏が選ばれたことを受けて、額賀元財務大臣を特使として派遣することについて、「議員連盟が先方と日程を調整していると理解しており、議員連盟が韓国を訪問するのであれば親書を託す」と述べました。
さらに安倍氏は沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題について、「民主党政権の迷走で沖縄の気持ちは裏切られたが、基本的には名護市辺野古に移設していく方向で、地元の理解を得るための努力をしていきたい」と述べました。

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