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新潟 福島事故で東電からヒアリング
12月15日 0時52分

東京電力福島第一原子力発電所の事故について独自に検証している新潟県の技術委員会が開かれ、初めて東京電力の担当者に対するヒアリングが行われました。

14日、新潟市で開かれた県の技術委員会には、東京電力の担当者が初めて出席して委員からの質問に答えました。
この中で東京電力の技術担当者は、福島第一原発の事故について、「想定を超える津波に対して防護がもろく、すべての電源を喪失した場合に原子炉を冷却する手段が不十分だった」と説明しました。
委員からの非常用発電機の電源を失ったのは、津波ではなく地震が原因ではないかという質問に対して、東京電力側は「設定された耐震性を下回る地震であり、地震の揺れが原因で止まったとは考えにくい」と述べました。
新潟県の技術委員会は、現場で事故の状況を確認したうえで、検証に反映させる必要があるとして、今月21日に福島第一原発と福島第二原発を視察する予定で、東京電力へのヒアリングも改めて行う方向で検討しています。

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