火災:福岡大の女子寮全焼、19歳死亡
毎日新聞 2012年12月21日 04時58分(最終更新 12月21日 12時06分)
21日午前2時20分ごろ、福岡市城南区西片江2、福岡大学(同区七隈)の指定女子寮「あしかり荘」から出火、木造2階建て延べ約300平方メートルを全焼し、約3時間35分後に消えた。焼け跡の1階部分から、寮に住んでいた大学1年、川端麻友さん(19)が遺体で見つかった。また、2年の女子学生(20)1人が「息が苦しい」と訴えて病院に搬送されたが、軽症。福岡県警早良署と福岡市消防局は21日午前10時過ぎ、実況見分を始め、原因を調べている。
福岡大によると、寮は4畳半の個室が1階に14室、2階に21室あり、学生33人と寮母1人が住んでいた。出火当時、学生と寮母の32人がいたという。
川端さんの部屋は1階で、早良署によると、川端さんは1階廊下に倒れていたといい、逃げ遅れたとみられる。
福岡市消防局によると、寮から「1階でふとんが燃えている」という119番があった。寮は暖房器具の持ち込みが禁じられていたという。
現場は福岡大の南約500メートルで、アパートなどが建ち並ぶ住宅密集地。【大森顕浩、関東晋慈、尾垣和幸】