「こんにちは…」
都内の某駅前で偶然会った民主党秘書のYさん。親しくしていたけど、すぐに分からなかった。だって、ものすごく老けて、まるでおばあさんのように見えたから。
私がギョッとした顔をしていたのか、Yさんは「私の顔、ひどいでしょ。朝6時に事務所に入って、帰宅は夜の12時。解散の日からずっとよ」と自嘲気味に話す。
普段のYさんはおしゃれで、まつ毛はエクステンションで長くのばし、指先はラインストーン入りのジェルネイルでピカピカだが、この時は、まつ毛がまばら、爪も剥げていて、まるで毛が抜けたニワトリのよう。
「もう、エステに行く時間もないのよ。先生が勝つ見込みもないし。こんな選挙、早く終わってほしい」
秘書の中には、民主党に見切りを付けて、当選後に雇ってもらう約束で自民党候補の選挙を手伝っている人も多い。Yさんは鈍くさいところがあるから、きっと逃げ切れなかったんだろうなぁ。
「選挙終わったら、絶対にエステに行く!」
選挙の結果、Yさんが仕えた先生は落選した。早く元のきれいなYさんに戻ってください。
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