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最終更新:2012年12月21日(金) 0時43分

東通原発、「活断層の可能性高い」との見解

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 東通、志賀、もんじゅ、敦賀、美浜、大飯の6つの原発は、敷地内の断層について「活断層の可能性を否定できない」などとして、地質調査が求められています。原子力規制委員会は、これまで、福井県の大飯原発については関西電力に「再調査」を指示し、敦賀原発については「活断層の可能性が高い」という判断を示しています。

 そして20日、判断を示したのは、青森県の東通原発。調査団は、こちらでも「活断層の可能性が高い」との見解をまとめました。

 またも、「活断層の可能性が高い」との見解がまとめられました。

 「活断層があることが否定できないというのが私の結論」(専修大学 熊木洋太 教授)

 活断層の可能性が指摘されたのは、青森県にある東北電力・東通原発。建設が認可された平成10年以降、東北電力は一貫して、「敷地内には活断層はない」との見解を示してきました。

 先週、原子力規制委員会の調査団は、敷地内にある断層4本を調査。その結果・・・

 「一連の活断層が、敷地内に存在すると考えてよろしいでしょうか?」(原子力規制委員会 島崎邦彦 委員長代理)

 「活断層である可能性を、否定できないことに異論ありません」(千葉大学 金田平太郎 准教授)

 「活断層だと、言い切ることができると思います」(産業技術総合研究所 粟田泰夫 主任研究員)

 「活断層だと、判断しております」(東京大学地震研 佐藤比呂志 教授)

 「私も同じです」(専修大学 熊木洋太 教授)

 全員一致で活断層の可能性が高いと判断しました。$=$NMW0x$N#1$D$H$7$F$"$2$i$l$?$N$,!"I_COFb@>B&$K$"$kBg$-$/@9$j>e$,$C$?ItJ,!#NY$rDL$kCGAX$,3hCGAX$H$7$FF0$$$?$3$H$G$G$-$?!V$:$l!W$N2DG=@-$,$"$k$H$$$$$^$9!#

 今回、専門家に活断層と指摘された断層は、原子炉建屋などの重要な施設の真下を通っていないため、廃炉の可能性は低いのです。しかし、今後、施設の耐震性の見直しを迫られることになり、定期検査中の東通原発は、再稼働が極めて厳しくなります。

 原発が立地する東通村の村長は・・・

 「事業者からも聞いて、今後どうするとか、活断層であれば、その対応についてはこれからまた出てくると思う」(東通村 越善靖夫 村長)

 東北電力は、改めて活断層の可能性を否定するコメントを発表しました。

 「国の安全審査の中で、多数の専門家の確認を頂いたうえで、設置許可を受けたものであり、追加地質調査などを行い、改めて活動性がないことを確認しております」(東北電力のコメント)

 東北電力は、26日に行われる会合で、詳細なデータを用意し、技術的根拠を示すとしています。(20日23:36)

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