自民党の世襲議員み~んな当選という政治後進国ニッポン
【政治・経済】
苦労知らずのボンボンが国会占拠
武部元幹事長の長男(北海道12区)、福田元首相の長男(群馬4区)、田野瀬元総務会長の次男(奈良4区)、中川元幹事長の次男(広島4区)、大野元防衛庁長官の長男(香川3区)。
「息子をデビューさせるなら逆風ではなく、楽な選挙で」という“親バカ”ぶりが、見事に功を奏した格好だ。
前回の衆院選で大敗した故・橋本元首相の次男・岳や津島元厚生相の長男・淳も今回はアッサリと小選挙区で勝利。
自民党は「脱世襲」を掲げながら、いつの間にかタナ上げにし、苦労知らずの大量のジュニアたちがドッと国会に押し寄せることになった。
「全ての2世議員がダメとは言いませんが、オヤジの跡を継ぐことが一番の目標になっていて、国をどうしたいという意識が希薄です。国民のニーズに対する嗅覚も、地方議員や首長などを経験した叩き上げに比べると劣るし、世襲がゆえのしがらみも多い。当選したジュニアの中には、過去にDV問題を報じられた人もいます。国難にきちんと立ち向かっていける人たちなのか、疑問はありますね」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
ま、自民党は安倍総裁をはじめ、石破幹事長、石原、町村、林政調会長代理と総裁選に出たのは全員世襲。世襲でなければ自民党じゃない、ってな感じだ。
国民はつくづく甘いし、この国は後進国だ。