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'12/12/19

呉線や山口線など本数削減へ


 JR西日本は、来年3月のダイヤ改正で、広島・山口両県エリアの在来線の運転本数を削減することが18日分かった。山陽新幹線では、岩国錦帯橋空港(岩国市)開港への対抗策として、より利用しやすいダイヤ編成にする。

 同社は、今春のダイヤ改正で広島支社管内の山陽線、芸備線などで過去最多の44本を削減した。

 今回の見直しは、それ以外の輸送量が比較的少ない呉線と山口線それぞれの一部区間や岩徳線などが対象とみられ、減便は全体で十数本程度の見込み。

 同社発足から25年。中国地方の在来線で利用者が増えたのは、可部線だけで、列車本数と利用者数に差がある区間・路線が依然多い。

 今回の見直しもその差を埋めるのが目的で、土日祝日の朝や平日の早朝、深夜などの列車が対象となる。

 一方、土日祝日の昼間の時間帯で利用が増えている山陽線では、広島駅を中心に4両編成の一部列車を8両編成にすることが検討されているという。

 また、山陽新幹線では、のぞみとこだまの接続向上や山口県内ののぞみ停車駅での停車本数を増やして、岩国だけでなく、広島・山口宇部両空港の東京便にも対抗する。




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