人から褒められるのが苦手です

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2012/12/20


僕は昔から、人から褒められるのが苦手なんです。

イケダさんすごいですね!といわれると、素直に反応に困ります。

そこで普通は「ありがとうございます!」みたいな反応をするわけですが、どうもそのような対応は、僕自身気持ち悪いんですよね。そんな自分を、もうひとりの自分に「心にもないこといって。社交的になっちゃって。」白い目で見られているような気分になります。


たぶん、僕は誰かが褒めてくるときに、彼らのことを本能的に警戒してしまっているのです。「イケダさんすごいですね!」と近寄ってくる人にたいして、無意識的に「こいつ、僕に取り入ろうとしてるのか?」と思ってしまうということです。いやー、われながら嫌なやつです。

または、その褒め言葉自体に透けてみえる「ご都合主義」に嫌気を感じることもあります。例えば誰かが僕を他己紹介してくれるときなど、相手が立場上、空気を読んで「イケダさんはすごいんですよ」みたいな紹介をしてくれるときとか。まぁその立場なら、僕を立てるのは当たり前ですよね、みたいな。

そういう観点では、僕は、僕のことを「こいつは確かに自分より優れている部分もあるけど、基本的にたいしたことないヤツだぞ」と思ってくれる人といる方が気持ちがよかったりします。変に自分を下に置こうとする人は苦手なんです。敬意を持ってフラットに接してくれることと、自分を意識的に落として格差を作ろうとするのは、大きな違いです。


ここら辺、われながらまたしても嫌なやつなんですが、褒められるのが苦手というのは、ある意味で相手を見下しているということでもあるのです。

ここは分かりにくいかもしれません。僕は、誰かに褒められたとき、「相手が自分に取り入ろうとしている」気がしてしまうので、褒められるのが苦手なんですね。ということは、裏を返せば、「相手に取り入る理由がある」、つまり僕が彼らを無意識的に下に見ているということです。

自分が無意識的に見下している相手から「すごいですね!」といわれると、思わず警戒します。しかし、対等か、圧倒的に尊敬している人から「すごいですね!」といわれると、素直に嬉しかったりします(どう反応していいかは困りますが)。

どうでしょうか、嫌なやつですよねぇ。


奥さんにはよくダメだしされるんですが、結局僕はあらゆる面で自分を守ろうとしてしまうのでしょう。これはもう三つ子の魂百まで的な感じで、根本的には変わらない気もしてます。

唯一、奥さんだけは心許せる存在だったりします。伴侶にはホントに恵まれました。出会ってなかったら今頃犯罪者にでもなってたかもしれません。


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というわけで、前置きが長くなりましたが、2012年のBLOGOSアワードで大賞を頂きました。どう反応していいかいまいちわからなかった挙句に、こんな記事が生産されました。最後はのろけで終わりましたね。

「ありがとうございます!今回の授賞はなにより読者のみなさまのおかげです!」と書けば一言で終わるのに、僕の生産回路は紆余曲折しているようです。これはこれで僕は面白いので、来年はこういう作風をもう少し突き詰める予定です。


というわけで、今後ともご愛読いただけると幸いです。作風は日々変わりますが、その変化自体も楽しんでいただければ幸いです。