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【グラニュース】


楢崎正剛 500試合出場達成記念インタビュー(下)

2012年12月20日 紙面から

真剣な表情でインタビューに応じる名古屋・GK楢崎=トヨタスポーツセンターで

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 大阪、福岡、札幌と、プロ野球の人気が高い主要都市は、相対的にサッカーの人気が低い。名古屋も同様で、中日ドラゴンズの存在とグランパスの集客は無関係ではない。一サッカー選手として、この状況をどう見ているのか。

 楢崎「みんな野球好きやなあって思いますよ、周り見ていると。根付いているんですよね、野球は。普段から野球をテレビで見ている人からすると、サッカーは顔がわからないとか、休む時間がないとか言われる。みんなそういうリズムに慣れている。オレらはサッカーのスピーディーな展開が面白いと思うけど。ともかく、野球ファンがサッカーになだれ込むという感覚はない。ただ、サッカーを見る機会は増えたし、海外の一流プレーも見られるし、昔とは違う。だからもっとこう…変わっていくんじゃないかと。子どもたちのやっている人口も増えているし。野球に勝てとかそういうわけじゃなくて」

 だからこそ、Jリーガーは増え続けるサッカー少年、少女たちが憧れる存在としてあり続けなければならない。しかし、特に若手選手たちの姿勢はどうだろうか。楢崎は後輩たちに訴える。

 「そういう自覚をみんな持たないといけない。長くやってるベテラン選手だけじゃなく、若いヤツも。プロとはどういうものなのか、しっかり理解して、普段も生活しないと。どっかの大学生に『どこどこのパチンコ屋にいつもいますよね』って言われたやつもいて…それでええんかと思いますよ(苦笑)。基本みんな自分のことに必死やから、必死なら必死でいいけど、それさえないような雰囲気もあるっていうのは良くないですね。でもそれはオレら先輩も悪いんでしょうね。オレが胸張って偉そうに言えるかって言ったら、そんな自信ないですから、オレ。言わなくても見てたらわかると思うけど、それに気付いて自分で判断しなきゃいけない」

 楢崎が尊敬する三浦知良(横浜FC)は、自分の持つ影響力をよく理解して行動している。ただ、カズも永遠ではない。真のプロとして周囲に好影響を与え、姿勢で後輩たちを引っ張れる現役Jリーガーが、もっと後に続かなければならない。

 「そうですね、そうじゃなきゃダメでしょうね。まあ長くやるとかやらないとかじゃなく、ああいうプロフェッショナルな姿勢とか、身近にいなくても感じられるわけじゃないですか。それはカズさんの発信力だったり、いろんな影響があるのかもしれない。で、オレもそうしろと?(笑)」

 もちろん、楢崎はその資格を持つ数少ない存在だ。Jリーグ史上最高のGKとして君臨し続けることが、次の時代を担う若手を刺激する。来季は37歳。後ろを振り返るには、まだ早すぎる。 (構成・宮崎厚志)

 

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