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国際
【韓国新大統領】竹島、慰安婦問題…朴槿恵氏「和解、平和拡大に努力」
2012.12.20 14:25
【ソウル=加藤達也】韓国大統領選で勝利した保守系与党、セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)氏(60)は20日午前、ソウル市内の党本部で会見し、日韓間の懸案である竹島(韓国名・独島)や日本の朝鮮半島統治時代の慰安婦問題などを念頭に、「正しい歴史認識を土台に東アジアの和解、平和が拡大するよう努力する」と対日認識の原則を示した。
朴氏は選挙戦で、日韓関係の重要性について強調してきたが、大統領選を制した後の初会見では今後の安倍晋三政権との日韓関係構築に向け、自らの立場を強調したものとみられる。
朴氏はまた、北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイル発射に言及し「われわれが置かれた安全保障の現実がいかに厳しいか、象徴的に示している」と述べ、北朝鮮の挑発に厳しく対処する姿勢を明確にした。
朴氏は選挙戦で、「過去の問題はあるが未来が重要」として、対抗馬だった左派系最大野党の文在寅氏(59)とは一線を画しており、日韓関係を安保環境の強化につなげたい認識を指した発言とみられる。
会見に先立ち、朴氏は20日朝、当選後初の政治日程として、韓国大統領在職中に殺害された父、朴正煕氏が埋葬されるソウルの国立墓地を訪れ、墓前で当選を報告。李承晩初代大統領や金大中大統領の墓にも足を運んだ。
同日午後には米国のソン・キム駐韓大使や駐韓中国大使らと会談する予定で、北朝鮮情勢などについて協議するものとみられる。
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