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W選挙「てんやわんや」福井市選管 投票箱や人員確保にも苦心

(2012年12月8日午前7時10分)

拡大 投票箱を組み立てる職員。ダブル選挙で100個以上多く必要となった=福井市町屋1丁目の市車両基地 投票箱を組み立てる職員。ダブル選挙で100個以上多く必要となった=福井市町屋1丁目の市車両基地


 ダブル選挙投開票日まであと8日―。福井市選管が衆院選と県議福井市選挙区の補欠選挙の対応に追われている。各投票所で4箱必要となる投票箱や事務人員の確保、入場券の発送遅れなど過去に経験したことのない問題が次々と発生し「てんやわんやの状態」(市選管)。ただ本番にミスは許されず、過去最大規模となる1300人余りの態勢で臨む。

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 今回の選挙では、衆院選小選挙区と比例代表、最高裁裁判官国民審査、県議補選それぞれの投票箱が必要になる。市内の投票所106カ所で計424箱に上る。過去に1投票所ごとに4箱を準備したケースはほとんどなく、市選管は急きょ、市車両基地に30年近く保管してあった投票箱を引っ張り出した。

 担当者は「新たに購入すると、投票日までに納入が間に合わない可能性もある。車両基地にある分で足りるかどうか心配だったが、対応できてほっとした」と話す。

 師走選挙は、事務人員の確保にも大きな影響が及ぶ。福井市は毎年12月1日からの冬期間、緊急時の除雪作業に備え建設部職員らが市役所や自宅などで待機する。このため投開票日も140人程度が選挙作業に加われない。

 投票箱が増えることで投票者の誘導や、投票用紙配布などの作業も増える。投票所の人員は、前回衆院選より100人余り多い約900人が必要となり、通常は作業に加わらない市外在住の市職員ら約70人を配置。民間委託も約40人増やして対応する。

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 一方で、開票所は減員せざるを得なくなり、前回衆院選より28人少ない461人となった。

 また開票作業を行う上で、市選管が神経をとがらせるのが特殊な選挙区事情。同市は衆院小選挙区が1区(旧福井市と旧美山町)と3区(旧越廼村と旧清水町)に分かれている。投票用紙が交ざると無効票になるため、開票場では防球ネットで1区と3区を区切り、担当職員が行き来できないようにする。

 国政選挙と県議補選が同時に行われるのは1974年以来で、ダブル選を経験した職員はほとんどいない。今回は、補選の日程決定から投票日までが短く、入場券や選挙概要が書かれた啓発チラシの送付も通常より遅れるなどの支障が出ている。

 市選管によると、開票作業は衆院選を優先し、県議補選の確定目標は17日午前2時半。担当者は「開票作業に当たる人員は少なくなったが、点検や集計担当者が手すきの時間帯は、票を開く作業に加わって効率化を図る。立会人にも迅速な確認への協力を呼び掛け、スムーズな開票を目指す」と話している。

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