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【兼務問題】議会から嘉田滋賀県知事に厳しい意見

12/19 21:06

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滋賀県議会が再開し、日本未来の党代表として衆議院選挙に臨んだ嘉田知事に対し、議員から、「二足のわらじでは、県民の期待に反する」など厳しい意見が出されました。

衆議院選挙のため中断していた滋賀県議会は、19日から再開されました。日本未来の党代表として全国遊説し、選挙期間中のべ5日間しか県内にいなかった嘉田知事に対して、議員からは厳しい意見が出されました。自民県議は、「詭弁を弄することなく、潔く知事の職を辞して、国政の場で県民の皆さんに信を問うべきでは」と述べ、民主県議は、「(知事・党首が)場当たり的な発言をすれば、市町村はもちろんますます混乱を招く」と述べました。嘉田知事は、「原点は琵琶湖。滋賀県知事として職責を全うする。辞職の考えはございません」と答弁しました。県民は、「(知事と党首)二股はあかん。中央と地方は全然違う」「(兼職は)忙しいだけになるのでは・・・」「地元を一生懸命にやらないと、党首抜けたらいいのに」などと話しています。議会は県民の声を踏まえた上で、知事の答弁次第では不信任決議案の提出も視野に入れるとしています。嘉田知事は、今後、緊迫した議会運営を強いられることになりそうです。

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