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日本貿易振興会(ジェトロ)が、ことし取りまとめた「米国ニューヨークを中心とした日本食品マーケティング調査」によると、米国では、健康志向の高まりから、「ミートレス」「減塩」などがキーワードとなっており、食生活の見直しが広がりつつある。そのなかで、脂肪や糖分摂取量が少なく、栄養バランスの優れている日本食は、「健康食」というイメージが定着という。 この報告書の中で、日本食料品店および輸入・卸売業者が、かに風味かまぼこのマーケットリーダー企業として、大崎水産(広島)を選び、同社について「米国におけるカニカマ市場を20年間けん引してきた。ほぐれ、食感など他国生産ではまねができない。味・質、作り方すべてが他社と違う」と高く評価している。 そして、詳細について次のように指摘している。 大崎水産は、1974年に棒状のカニかまぼこ「フィッシュスチック」の製造を開始し、現在では世界中で食されるようになっている。他社、他国で生産が行われるようになっても、依然、同社がトップブランドである。 ある日系食料品店によると、韓国産のカニかまぼこは同社製品の半額だがあまり売れていないという。「ほぐれ、食感など他国生産ではまねができない。日本人ならではのこだわりが差別化につながっている」との評価を得ている。 また、同社は、衛生・品質面で妥協を許さないことで知られている。1995年に衛生問題によって、EUは日本からの水産食品の輸入を禁止した。HACCPの導入が解除の条件だったが、同社は国内の水産食品において初めてHACCPに取り組み、輸出を成功させている。 奥島幸久代表取締役社長は、「品質はぜったい落とさない。味、食感、安全性に妥協はない」と語っている。 http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07000991/reports.pdf |
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