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特集
取材現場から
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白い大地のホッキョクグマ
記事の筆者と写真家が、取材現場から報告する「最高の経験」、「最悪の体験」、そして「最も風変わりな思い出」。



本誌に載らなかったオンラインだけの写真。撮影条件も紹介します。


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文=ジョン・L・エリオット 写真=ノアバート・ロージング

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カナダのハドソン湾西岸には、堂々としたホッキョクグマが約1200頭いる。生息域の南限に近いこの辺りでは今、環境の変化が彼らの暮らしを脅かしている。

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 ハドソン湾にすむホッキョクグマは、しっかりと張った氷を足場にして、主食のワモンアザラシを獲る。しかし、湾が凍るのは冬と春だけ。獲物がとれない7月から11月までは体内に貯えた脂肪を消化して生きて行くが、最近、気候の変化によって、次第に暮らしにくくなっているようだ。

詳しくは本誌をお読みください。


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もっと知りたいなら…

今回の特集に関してもっと知りたい方に、参考となる情報を提供します。





特集関連の豆知識

 カゼをひいた時、呼吸を楽にする効果がある「ヴイックス・ヴェポラッブ」という塗り薬がある。この薬が今、親をなくしたホッキョクグマの子が野生を生き抜くために役立っている。
 成熟したホッキョクグマは嗅覚が鋭く、母親グマは自分の子をたちまち嗅ぎ分けてしまい、小さな孤児など見向きもしない。2歳頃まで母親に育ててもらわなければならない子グマは、自分でエサを探すことなどほとんど無理な状態のまま、ひとり取り残されてしまうのだ。
 カナダのハドソン湾西端のマニトバ州チャーチルでは、孤児のクマが見つかると、これまでは動物園へ預けるか、安楽死させるしかなかった。しかし最近では、英国のボーンフリー基金から資金提供を受けた研究者たちが、みなしごグマに適当な里親(できれば自分の子グマを一頭連れている雌グマ)を探し、それぞれの顔や首、背中にヴェポラッブを塗ってから、ヘリコプターで人里離れた場所へ連れていき、自然へ還している。ヴェポラッブで子グマの臭いを隠し、雌グマに自分の子だと思い込ませてしまおうというのが狙いだ。これまでこの方法は、少なくとも半数は成功を収めているようだ。

――アビー・ティプトン

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関連リンク

WWFカナダのホッキョクグマ・センター:ホッキョクグマの里親になりたい人はこちらのサイトへ。このWWFカナダによる子ども向けホームページでは、ほかにもホッキョクグマ(学名:Ursus maritimus)の行動や生息地について学べる。
http://www.wwfcanada.org/en/PolarBearCentral/default.asp

スペース・フォー・スピーシズ:自然科学を身近に体験できるホームページ。ウェブを使ったこの教育プログラムにアクセスすれば、衛星からの遠隔測定を通して個々のホッキョクグマの足どりを観察することができる。
http://www.spaceforspecies.ca/

ポーラーベア・インターナショナル:ホッキョクグマの保護に取り組むNPOが提供するホームページで、ホッキョクグマの成長やホッキョクグマを脅かすもの、ホッキョクグマに関する研究などの情報が満載。ライブカメラを使ったハドソン湾からの中継も行っており、登録をすればホッキョクグマの映像をリアルタイムで見ることができる。
http://www.polarbearsalive.org/





日本版の過去記事

2000年12月号「ホッキョクグマ 母と子供たちの旅立ち」


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