2012.12.19 19:13
松山市議会議案45年ぶりに否決

松山市議会で城山公園の施設を1社に指定管理させる議案が、反対多数で否決されました。市の提案の否決は45年ぶりの事態です。松山市議会は最終日のきょう、城山公園やロープウェイなど松山城周辺の5つの施設を1社が5年間指定管理する議案が提案され、維新の会などを除く反対多数で否決されました。これらの施設はこれまで個別に指定管理者を選んでいましたが、市は経費削減や効率化、一体感などを理由に大手1社に一括管理を任せる計画でした。委託料は来年度からの5年間で総額17億6000万円です。これに対し多くの市議から独占ではなく中小企業にも受注の機会を与えるべきなどと分割した管理を求める意見が出されました。市の提案が否決されるのは45年ぶりです。市は、管理を分けるのは募集期間が足りず現実的に難しいとして、臨時議会の開催などの対応策を検討し、新年度までに新たな指定管理者が決まらない場合は、市が直営で運営し観光面に影響が出ないようにする方針です。

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