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【プロ野球】

原巨人 来季は破天荒打線!!

2012年12月19日 紙面から

優勝旅行から帰国した巨人の原監督(右)=成田空港で

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 【ホノルル(米ハワイ州)井上学】巨人の原辰徳監督(54)が17日(日本時間18日)、来季のオーダーについて、観客をドキドキさせる「破天荒起用」を予告した。この日で優勝旅行の全日程を終え、一行はホノルル発の航空機で帰国の途についた。

 1番長野、3番坂本、4番阿部、5番村田…。スラスラと予想できる打順ではエンターテインメントとは呼べない。「オーダーが決まっていたらファンの人も面白くないでしょ。破天荒さってものがあった方が良い」。指揮官はそう言ってニヤリと笑った。

 今年はボウカーを2番に据える超攻撃的オーダーで開幕を迎えた。シーズン途中には長野と坂本の打順を入れ替えた。ポストシーズンでは、「ダメ助っ人」になっていたボウカーやエドガーを仰天起用した。「自分の中では不思議ではないんだけど、周りの人たちは驚いていたよね」と振り返ると、満足そうな表情を浮かべた。

 来季もビックリの種を忍ばせる。例えば、主将の阿部だ。打撃2冠を獲得してのMVP。4番から動かす理由はない。ただ、指揮官は「理想を言うなら、(阿部)慎之助は5番か6番。そこにいてくれるなら、これほどありがたいことはない」と力を込めた。

 もちろん、4番を任せることのできる阿部クラスの打者がもう1人いることが条件ではある。それでも、「あまりにも固まった考え方というのはチームをつくる上ではマイナスになる」と柔軟な発想で打線を組んでいくことを強調した。

 長野、坂本、村田…。誰も例外はいない。予測不能だからこその「破天荒打線」。覇権奪回だけで満足してはならない。本当に目指すものは黄金時代の構築だ。南国でのバカンスは終わり、帰国後は来季に向けた戦いの準備に入る。

 

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